雨の日の郵便受け、変わり果てた中身にギョッとしたが… じつは「最強ライフハック」と判明

雨の日の確認を筆頭に、様々なストレスがつきまとう郵便受け。そうしたあらゆるストレスを軽減するアイテム・人工芝に注目が集まった。

新しいアイデアの閃きに足枷となるのが、固定観念。ときには常識にとらわれない、柔軟な発想こそがイノベーションを生み出すのだ。

以前X上では、一見無関係な2つのアイテムを組み合わせたアイデアが「天才の発想」と話題を呼んでいた。

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■郵便受けと組み合わせるのは…

今回注目したいのは、Xユーザー「さざなみ工務店@福岡」さんが投稿した1件のポスト。

「騙されたと思ってポストの中に人工芝を敷いてみて下さい」と綴られた投稿には、郵便受けの底一面に人工芝が敷き詰められた写真が添えられている。

郵便受け

一見すると、何の意味が…? と首を傾げてしまう光景。しかし、なんと同ポストは投稿からわずか数日で7,000件以上ものリポストを記録するほど、大きな話題となっていたのだ。

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■「ネタかと思ったら…」

やはり見ただけで状況が飲み込めなかったユーザーも少なくないようで、とあるユーザーが「どうなるんですか!?」と質問。

こちらに対し、ポスト投稿主・さざなみ工務店さんは「郵便物が取りやすくなります。爪で底の鉄板をキイキイするのを防ぎます。あと触ると気持ち良い」「大雨横風でポストに水が入ってきても、水捌け良くて郵便物濡れません!!」と、その利点を解説していたのだった。

郵便受け

事情を知ったXユーザーからは「こういうちょっとした贅沢みたいなライフハック好き」「確かにキイキイ鳴るの、嫌だわ」「ネタかと思ったら、利点がめっちゃデカい」など、共感と驚きの入り混じった声が多数寄せられている。

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■「人工芝業界」にも影響が…

話題のポスト投稿の経緯について尋ねると、さざなみ工務店さんからは「以前より郵便受け内の湿りや、底に張り付くハガキ等に悩まされており、自宅の庭に張った人工芝の材料の余りを敷いてみたらどうかと思い立ったのがきっかけです」との回答が。

さらに、前出の利点に加えて「郵便物の湿気軽減」「投函時の衝撃軽減」「緑による癒やし」などの効果があるとも補足していた。

そしてなんと、同ポストの影響か、実際に人工芝を郵便受けにセットする人が増えているようなのだ。

造園土木事業に精通する「株式会社NITTOSEKKO」もXアカウントより「おかげさまで人工芝サンプル大人気です」と投稿しており、近い将来、こうした郵便受けのスタイルが主流となるかもしれない。

なお「さざなみ工務店」はXアカウント用の「架空の名称」であり、実在の会社・店舗名ではないと判明。そしてじつは、さざなみ工務店さんは、福岡県福岡市の建設会社「株式会社I.S.M.アーキテクチャ」の役員を務めているのだ。

「福岡を中心に九州の顔を目指し、展開しております。新築やリフォーム等、建築に関するご相談をお待ちしております」とのコメントが得られたので、興味がある人はぜひ、コンタクトをとってみてはいかがだろうか。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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