4月の大学を襲う“ランチ問題”、学生達から悲鳴 「学食・コンビニが満員電車レベル」
4月の大学生は、「ランチ問題」に頭を悩ませている。お昼時は行列ができることも少なくないようだ。
■「学食もコンビニも満員電車レベル」
都内の大学に通う現在3年生のAさんは、学食に限らず、春先は大学近くで食事するのに苦労しているとため息をつく。
「お昼時の学食は100人近い人がいて、入口に行列ができるレベルです。大学近くのコンビニも店内が満員電車状態ですし、近隣の飲食店も満席で入れません。この時期は、学校に行く前に家の近くでパンやおにぎりを買って、教室で食べるようにしています」(Aさん)。
2022年4月にコロナが落ち着いた大学の様子を取材した際も、明治大学の学生から「落ち着いて昼食を食べる場所がなく、ラウンジまでお弁当を食べる学生で溢れている」という悩みを打ち明けられたのが印象的だった。
春の大学生を襲う「ランチ問題」は毎年恒例なのかもしれない。
■5月の連休明けから変わる?
ただ、1年中このような状態が続くわけではないようだ。Aさんからは、「5月の連休や夏休みが明けると、人混みが落ち着く印象です。時間が経つにつれて、1年生の中で『大学は毎日行かなくていい』と考える人が増えるからではないでしょうか」というコメントが寄せられている。
入学したばかりの頃は右も左も分からず、朝から大学に足を運ぶ新入生が多い。記者が大学生だった頃も経験があるが、徐々に「この授業は出なくても何とかなる」「この日は昼から行けば問題ない」など、サボり方を覚えていくのだろう(もちろん、学生として褒められることではないと記しておく)。
入学してまだ学食を堪能できていない新入生は、時期を改めて行くと、状況が変わっているかも。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『95』(テレビ東京系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)