飛行機を2時間半遅延させた女に批判殺到 「病気」と言い張りルールを守らず
ある女が体調不良を理由に、飛行機の座席に横たわり2席を独占した。さらに離着陸時は着席するルールも、頑なに拒否したという。
たったひとりの自己中心的な客のせいで、搭乗客はかなりの迷惑を食らったようだ。そんな話題を、イギリスの『Mirror』や『Need To Know』が報じている。
■2席を独占し横たわる女
16日、中国・桂林市にある桂林両江国際空港で、済南市に向かう桂林航空のGT1013便が離陸準備に入っていた。
そんな同機に客らが搭乗している際、「体調が悪い」と訴えたひとりの女がいた。さらに1席分しか予約していないにもかかわらず、横たわり窓際と真ん中の2席を独占。通路側に座っている男性は、かなり窮屈そうな様子で困惑していたという。
■客室乗務員の要求を拒否
その後、客室乗務員が女に「体調が悪いのであれば、飛行機から降りて病院で診察を受けるか、このまま乗るなら自分の席にちゃんと座ってください」と要求。しかし女はそれを頑なに拒否した。
しばらく乗務員と女の言い合いが続いたが埒が明かず、警察が呼ばれる事態に。警察は女に降機を命じるも、「私を降ろそうとするもんなら、全責任を負わせるぞ」と脅迫し、その様子は周囲の搭乗客によって撮影され、瞬く間に拡散された。
■周囲の搭乗客も激怒
その時、すでに女のせいでフライトは2時間も遅延しており、周囲の人々のイライラは最高潮に。多くの搭乗客が「降りろ!」と激怒していたという。
ようやく諦めた女は、警察に連れられ飛行機を後に。最終的に同機は2時間25分遅れで、桂林両江国際空港を離陸した。
桂林航空は遅延の原因について「個人的な問題」としつつ、遅延により搭乗客に迷惑をかけたことを謝罪している。
■「自己中心的すぎる」
さらに航空会社は搭乗客に対して規則を遵守するよう呼び掛け、飛行中は決められた座席にきちんと座ったまま留まるよう求めた。
この女に対し、世間からは「自己中心的すぎる」「ひとりのせいで2時間半も遅延なんて信じられない」といった非難の声が殺到。他にも「こういう迷惑客には罰金制にしたらいい」「搭乗禁止など、何らかの措置を取るべき」との意見も寄せられた。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)