パスワードをアプリで管理している人は1割 「情報漏れが怖くて使えない…」
セキュリティのため、OSやブラウザに標準搭載されている管理ツールもあるようだ。
■「パスワード管理アプリ使用」は2割未満
Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女800名を対象に実施した調査では、全体で16.6%の人が「パスワード管理アプリを使っている」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は21.3%、女性は12.1%という結果になっている。
■セキュリティが心配でアナログ管理
編集部が話を聞いた30代の女性は「使うパスワードが増えたので、管理アプリを検討したこともありますが、情報が漏れるのではないかと怖くて結局使っていません」と述べた。
安全なものもたくさんあるのだろうとは思いつつ、自分では判断がつかないため、結局はメモをとってアナログで管理しているという。
■標準搭載のパスワード管理機能もある
ネット上のサービスを利用する際、ログインIDやパスワードが必要になることは多い。セキュリティを考慮して複雑な文字列を設定すればするほど覚えるのが大変になり、入力する手間もかかってしまう。
そこで登場するのが、パスワード管理アプリだ。WebサイトやSNSのURLを判別し記憶しているIDとパスワードを表示してくれるほか、安全性の高い複雑なパスワードを自動生成する機能があるものも。
Macの「キーチェーンアクセス」やGoogleの「パスワード マネージャー」などのように、標準機能として搭載されているサービスもあり、iCloudやGoogleのユーザーであればそれで十分だと感じている人もいるだろう。
さまざまなアプリの提供元に不安があるという人は、まずは使っているOSやブラウザに搭載されているパスワード管理機能から試してみてもいいかもしれない。
■安全への意識を高めていく必要性
パスワード管理アプリには、クラウド上で情報を管理するもの、PCやスマートフォンなどのローカルホストに情報を保存するもの、Googleのパスワード マネージャーのようにブラウザに搭載されているもの、MacのキーチェーンアクセスのようにOSに標準で搭載されているものなどがある。
またセキュリティの堅牢性やバックアップの有無、ランニングコストや付加機能など選択肢も多岐にわたる。それだけパスワード管理ツールに要求される内容も多いということだろう。
安全なパスワードの管理のために、自分に合ったアプリや管理ツールの利用も検討してみるのも手だ。そして同じパスワードの使い回しを避け、情報漏洩が疑われる際には速やかにパスワードを変更するなどの対策をとり、安全への意識を高めていく必要があるのではないだろうか。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女800名 (有効回答数)