古舘伊知郎、小池百合子都知事の疑惑めぐり“学歴重視”を批判　「おバカな思考停止」「諸悪の根源」

フリーアナウンサーの古舘伊知郎が17日、自身のYouTubeチャンネルへ動画を投稿。改めて話題になっている小池百合子東京都知事の学歴詐称疑惑をめぐり、根底に「高学歴＝優秀」という先入観があるとして「おバカな思考停止」「諸悪の根源」などと批判した。

【動画】学歴と優秀さは関係ないと批判

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■元側近が疑惑を告発

小池都知事は自身をエジプト・カイロ大学首席卒業としているが、2016年の東京都知事選挙で学歴詐称疑惑が浮上。卒業証明書等を提示して一度は鎮静化していたが、その後も大学時代の同居人からさまざま証言が上がるなどし、たびたび疑惑が報じられていた。

そして今月には、小池知事の下で東京都特別顧問を務めた小島敏郎弁護士が、『文藝春秋』でこの疑惑を告発。17日には記者会見を開き、「図らずも小池都知事の学歴疑惑隠蔽工作に加担してしまった」などと語り、改めて注目を集めている。

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■学歴と人間性・優秀さは無関係

古舘はこうした経緯を説明していくと、動画終盤で「この疑惑で1番の悪はなんだろう？　と真剣に考えました」とそもそも論に斬り込む。

その結論として、「私の中にも巣食っている、1番の悪とは『いい大学を出てるから優秀なんでしょ』というおバカな思考停止。これが1番の悪だと思ってます」と、「高学歴＝優秀」という先入観を批判。

「いい大学なんて出てなくたって、一生懸命勉強したり、克己心を持って人生勉強もして経験積んで、実力ある人いっぱいいるって、みんな知ってるじゃないですか！」と続け、学歴と人間性・優秀さは無関係だと指摘した。

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■高学歴でも「ダメな奴だっていっぱいいる」

さらに、「いい大学出たって、人格含めてろくでもねぇ本当にダメな奴だって、いっぱいいるじゃないですか人間として」と続けると、「『人品骨柄』って言いますよね、人格のことを古い言い方で」「人間ってのは、いい大学出てるなんて名目が良くったって、“実質”の人格がダメ、名目なんか持ってなくったって実質は素晴らしい人間だっているじゃないですか！」とズバリ。

他方で、「私の中にも巣食っている」と述べた通り、「そんなことは左脳の理屈脳ではわかっていても、私もつい『首席卒業？　すごいですね。認めちゃおうかなこの人』という思考停止」と自省も交え、「これが僕は、人間が持ってる諸悪の根源だと思いますね」と斬った。