ペッパーランチ、店舗ガラスがバッキバキに… 犯行現場へ行くと「誰のしわざ」か秒速で理解
秋葉原のペッパーランチに異変発生。でもあっという間に正体がわかっちゃった。
■これは事件のにおい
朝10時、秋葉原中央通り店の前を通りかかると、大勢の人々がビル1Fを心配そうに見つめていた。
何事かと皆が凝視する方向に目を運ぶと、店舗の入口ガラスに巨大なひび。ヘルメット装備の警備員が出入りしており、これは事件のにおい…と1秒、いやコンマ1秒思ったが、実際ガラスにあったのはひび割れ状態に見せるステッカーだと、すぐにわかったのであった…。
■怪獣が襲撃した設定
じつはこのひび割れ加工、15日から同店で始まったアニメ『怪獣8号』(テレビ東京系)コラボ企画の一環。日常的に都市を襲う怪獣と「日本防衛隊」との攻防を描いた同作をイメージするため、「謎の大怪獣が店舗を襲撃した」というテーマで、店内外をデコレーションしている。
たしかにひび割れの下には「怪獣注意」というどう警戒していいのかわからない注意書きがあり、隣には『怪獣8号』のオリジナルビジュアル。怪獣が壁をぶっ壊したというイラストになっており、店舗の中が丸見えである。きゃー恥ずかしい!
そしてその外観を、天使のような悪魔の笑顔で見ていた群衆は、オープンギリギリまで微調整を続けていたプロモーションスタッフたちだったのである。…なお、警備員の立ち入りはただの偶然だったもよう。
■コラボは6月9日まで
プロモーション担当者に記者が名刺を渡し挨拶をすると、「ぜひ中も見ていってください!」と神対応。店内は、同作の巨大ビジュアルラミネートのほか、同作主要メンバー5人のイラストも掲出されており、ファンにはたまらない空間になっていた。
コラボ期間は本日15日から6月9日までと長期に渡り、定番のペッパーライスが怪獣に姿を変えて登場した「怪獣ペッパーライス」「お肉たっぷり 怪獣ペッパーライス」「怪獣ステーキセット」という3種をコラボメニューとして販売。まだオープン前とあり注文はできなかったが、ガーリックやネギが増量されているという。怪獣イメージ=ニンニクなのか…。
■すごいところまでこだわるスタッフたち
コラボ店舗は秋葉原限定だが、前述のコラボメニューは、全国のぺパラン系列で登場し、注文ごとにクリアファイルなどのグッズがプレゼントされる(在庫無くなり次第終了)。
全貌を聞き出し満足げで店を出ると、前出のコラボ担当者に呼び止められた。
「じつは、『怪獣8号』のイメージカラーがグリーンでして、秋葉原中央通り店では店外看板もちょっとグリーンのラインを入れたバージョンにしているんです」と超マニアックな情報。
相当なぺパランファンでもこの違いには気付けないのでは…と思うレベルだったが、それくらい本気のコラボ店舗だったといえる。
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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)