家の中に体長2メートル超えのワニが出没し威嚇 住人女性は震え止まらず
フロリダで暮らす女性が、自宅床を這っているワニを発見。衝撃的な光景を目の当たりにし、「体が震えた」と語った。
物音に気づき、慌てて様子を見に行った女性。そこにいたのは人ではなく、大きなワニだった。アメリカ・フロリダ州で暮らす女性の恐怖体験について、『Fox News』など同国のメディアが伝えた。
■まさかの光景に震えた女性
3月28日、アメリカ・フロリダ州ベニスにある自宅の居間でくつろいでいたメアリー・ホリンバックさんが、ドアのほうから響く「バンバン」という音に驚いた。
「誰かが間違えてこの家に入ろうとしている…」と推測したメアリーさんはすぐに様子を見に行ったが、そこにいたのは人ではなく、床上をモゾモゾと動く大きなワニだった。
恐怖で体が震えるなか、メアリーさんはとにかく家の外に出て、安全を確保することができた。そこで持っていた電話を使い、とりあえず保安官事務所に連絡して救いを求めたという。
■苛立つワニを捕獲
メアリーさんが通報後もワニは家の中を動き回り、キッチンに侵入。直後に到着した保安官らとFWC(フロリダ州魚類野生生物保全委員会)の関係者が確認に行き、体長7フィート11インチ(約2.41メートル)のワニを発見した。
その時点でワニはキッチンから出られずかなり苛立っていたようで、シューッという音を立てて威嚇してきたそうだ。
■冷静な保安官らが大活躍
大きなワニだったが、保安官とFWC関係者は大変落ち着いており、慣れた様子でワニを捕獲した。
メアリーさんは一部メディアの取材に応じ、「あのワニは、通りの向かい側にある池からやって来たんだと思います」「ただその日まで、ワニを見た人なんて誰もいなかったんですよ。だからこのようなことになり、とても驚いています」と恐怖体験を振り返り、駆けつけた保安官らに心から感謝していると話した。
■もし家に動物が侵入したら…
FWCによると、体長4フィート(約1.22メートル)に満たないワニの場合、触ったりしなければ人やペットに危害を加えることはまずないのだという。
ただし、サイズがどうであれ、ワニには触るべきではない。小さかったとしても、噛まれれば重度の感染症を起こす可能性があるからだ。
日本の場合、家の中にハクビシンやアライグマといった動物が入り込み、屋根裏などに住み着くことがある。困っている人は市役所などに相談すれば、駆除業者を紹介してもらうことができる。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)