ブリの刺身に添えられた緑色の物体、ギョッとするが… 「倒れるくらい美味い」と称賛の声
ブリの刺身に添えられた緑色の「ぬた」が注目を集めている。気になるブリとの相性は…。
■ブリの刺身との相性バツグンな「ぬた」
多田水産の担当者によれば、Xに投稿した緑色のペーストは「ぬた」で間違いないという。ただ、記者がイメージする酢味噌和えの「ぬた」とは微妙に異なるようだ。
担当者は、「高知の『ぬた』は生のニンニク葉をすり潰して、味噌・酢・砂糖等で味付けしたニンニク葉入りの酢味噌です」と説明する。ニンニクの葉によって、鮮やかな緑色になったのだろう。
ブリの刺身に添えられていたが、相性が気になるところ。こちらの疑問をぶつけたところ、担当者からは「脂の乗ったブリは味が濃厚なので、魚の味に負けないよう香りの強いニンニク葉入りのぬたを合わせます。香りは強いですが、酸味もあるので、意外と後味はさっぱりして、ブリの脂が口に残らず食べ飽きません」という回答が得られた。
辛口が主体の高知県の日本酒とも合うため、お酒好きな高知県民に好まれているそうだ。
■「高知県の食文化を知るきっかけに」
先述したポストは1,900リポスト、7,100いいねを獲得し、多くの人から注目を集めた。Xで話題になったことに関して、担当者は「たまたま良いブリが手に入ったのと、冷凍庫に貰い物のぬたがあったので投稿しました。いつもと変わらない晩酌風景です」「かなり反響があったので、高知県の食文化を知ってもらえて良かったです。これをきっかけに、訪れる方が一人でも増えたら嬉しいですね」と、笑顔を見せる。
高知県を訪れた際はぜひ、ブリの刺身と「ぬた」を食べてほしい。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)