投函から27年後に届いた手紙に感動の声と深まる謎 「どこに保管されてたの?」
ある女性の元に、なんと27年前の消印が押された手紙が届いた。差出人は、当時の親友の母親からだった。
ある女性が体験した手紙にまつわる不可解な出来事に、世間の関心が集まっている。イギリスの『BBC』やインドの『NDTV』が報じた。
■27年前の手紙が…
少し前、イギリスのキングストン・アポン・ハルに住むアルフィー・メレヤルさん(60)の元に、1通の手紙が届いた。
紙質の古さが気になったアルフィーさんが消印を確認すると、なんと27年も前の1997年に押されており、差出人はその直前に喧嘩別れしていたマンディーさんという親友の母親からだった。
その手紙にはショックや悲しみが綴られ、「あなたたちふたりには、これからも仲良くいてほしい」と綴られていた。
■最近になり前の住所に届く
手紙を最後まで読んだアルフィーさんは、複雑な気持ちになったという。ただし「27年前の自分が、誰かにこんなにも信頼されていたという事実には感動した」とも明かしている。
封筒の宛先に記載されていたのは、アルフィーさんがかつて暮らしていた家の住所で、手紙は最近になってそこに届けられ、ジャッキー・ヒルさんという現在の家主が受け取っていた。
■受取人が郵便局へ
ジャッキーさんは「私も、投函日が1997年という封書を受け取って驚きました。当時の切手代が26ペンス(約40円)だったことにも驚きです」と話している。
また「誰かにとって大切な手紙かもしれない」と考え、イギリスの郵便局であるロイヤルメールに届け出ることに。そのおかげで、本来の受取人であるアルフィーさんの手へ、ついに届けられたのだった。
■「27年間どこに?」
ロイヤルメールは、27年の間に手紙がどこにあったのか、突き止められずにいる。ただし広報担当者は、誤配達されたまま受取人がずっと放置し、最近になってそれに気づき、郵便ポストに投函した可能性が高いと考えているという。
世間からは「ミステリー」「マンディーさんのお母様の気持ちが伝わってよかった」といった声が寄せられた。
なお、アルフィーさんとマンディーさんはすでに仲直りしており、現在は年に一度顔を合わせるなど交流を続けているという。
・合わせて読みたい→久間田琳加、理想のラブレターの渡され方は? 「放課後、机を…」
(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)