上履きに「あるもの」をかけたら文字がにじまなくなった メーカーおすすめのアイテムも…

入学式シーズン、上履きやゼッケンなど名前を記入するものが多い。ネット上では、ヘアスプレーを使った「裏ワザ」が拡散されていて…。

2024/04/09 08:00

■ヘアスプレーをかける方法を検証した結果…

油性ペン

まずは、件の方法を検証する。上履きにヘアスプレーを濡れるくらいまで噴射して、3時間ほど乾かす。

油性ペン

乾いたことを確認して油性ペンで書いたところ、サラサラした書き心地でまったくにじまない。スプレーをかけずに書いたものと比較しても一目瞭然。

油性ペン

何も付けずに書いた文字(写真左下)はにじんでしまったが、スプレーをかけた文字(写真上)はまったく変わらない。文字の仕上がりは文句なしだったが、スプレー噴射後の臭いが気になった。

今回は無香料のものを使ったが、部屋中にヘアスプレー独特のガスの臭いが残ってしまったのだ。実践する際は屋外で作業したほうが良さそうだ。

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■メーカーおすすめのアイテムも

続いて、マッキーをはじめ多くの油性ペンを販売するゼブラホールディングス株式会社に「ヘアスプレー+油性ペン」の裏ワザについて見解を尋ねた。ヘアスプレーをかけた場所に油性ペンで書くことで、ペンに影響はないのか。

こちらの質問に関して、ゼブラホールディングスの担当者からは、「ヘアスプレーを使用した名前書きについて、弊社では特におすすめはしておりません」という回答が。メーカーお墨付きの方法ではないことは頭に入れておこう。

担当者によれば、「布へのにじみ対策」という点では、同社の「おなまえマッキー 細字」がおすすめだという。

油性ペン

書きやすいチップを採用し、布以外にも名前を書く頻度の高い、ビニール袋、プラスチック、金属など、幅広いシーンで使える商品だ。名前を記入するものが1~2つ程度であればヘアスプレーを使うのもありだが、あらゆるものに名前を書く入学式シーズンは「おなまえマッキー」を常備するのが賢明かもしれない。

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

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