闘病中のモラハラ父が「お前の腎臓をくれ」 拒否した10代娘を苛む暗い過去

家族を散々苦しめた父親が病気になり、娘に「腎臓をひとつ分けてくれ」と言い出した。どんなに憎くても親には違いないが、それでも娘は許すことができず、断ることに…。

親子・父・娘・ケンカ・虐待

父親に対し「腎臓を提供する気はありません」と伝えて連絡を拒否したところ、経緯を知る人たちに批判された若い女性。「悪いのは私なのでしょうか」という書き込みが、ネット掲示板『Reddit』で話題を集めた。


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■家族を苦しめた父親

海外のネット掲示板ユーザーである女性(19)は実の父親と縁が薄く、14年もの間ろくに連絡を取り合っていなかった。

父親は女性の母親を虐待するいわゆる「モラハラ夫」で、家庭生活はとうの昔に崩壊し、女性は幼い頃から父親との接触がほぼないまま大きくなったのだ。

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■突然の依頼に衝撃

そんなある日のこと、女性は疎遠だった父親から連絡を受けて驚いた。話を聞いたところ父親は体調が悪く、腎臓移植が必要になったのだという。

「ドナーになってもいい」と言う人がひとりいるが、あいにく1ヶ月ほど待たなければならない。「そんなに待つのは嫌だ」「だからお前の腎臓をくれないか」と言われ嫌悪感を抱いた女性は、「嫌です」というメッセージを父親に送信した。

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■怒り狂った父親

メッセージを読んだ父親は激怒し、「俺はお前の父親なのに、どうでもいいんだな」「このままだと俺は死んでしまう」などと言い出した。

ドナー候補はすでにいるので、1ヶ月待ちさえすれば移植手術は受けることができる。14年も疎遠だったというのに「勝手すぎる」と考えた女性は、父親に気持ちをもう一度伝えた上で、連絡をブロックした。

すると経緯について知った人たちから「ひどい」と責められた女性はショックを受け、「私は最低な人間なのでしょうか」と掲示板で疑問を投げかけた。

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■「悪いのは父親」という声

投稿を読んだ多くのユーザーが「悪くない」と判断し、「父親を擁護する人たちもブロックしてしまえばいい」といったアドバイスを送っている。

「親が病気になったからといって、今さら過去の悪行を許せるわけがない」「そんな父親に恩など感じる必要はない」「『父親』と呼ぶに値する存在ではないと思う」という意見も目立つ。

多くのユーザーが、最低な人間は女性ではなく、臓器提供のみを望んで接触を試みた父親のほうであり、「血縁はあっても親子とは言えない」と判じたようだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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