ファビオ飯「貧乏人のパスタ」は絶品 シンプル材料で作れる豊かな味に感動
ファビオ飯の「貧乏人のパスタ」はナポリの郷土料理。手軽な材料で家でも作れる本格パスタはヤバい美味しさ。
イタリアのパスタには、ちょっと変わったネーミングのものも多い。「貧乏人のパスタ」もその一つで、超コスパがいいのではなく、イタリアの南部・ナポリの郷土料理だそうどこの家庭にもあるチーズ・卵・にんにくを使った、特別な材料を使わない貧しいパスタということで、このネーミングになったらしい。
シェフ・ファビオ氏が、家庭で簡単に作れる数々のパスタレシピを配信するYouTubeチャンネル『ファビオ飯/イタリア料理人の世界』で紹介していたので、編集部でも作ってみた。
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■イタリアのどの家庭にもある材料で作る
材料はこちら。
にんにく:一片
黒こしょう:適量
パルミジャーノレッジャーノ:適量
卵:2個
EXオリーブオイル:大3
鶏出汁:120cc
パルミジャーノレッジャーノはパルメザンチーズに、また鶏出汁はチキンブイヨンやパスタの茹で汁で代用できる。とてもシンプルなパスタのようだ。
■卵を2種類の方法で調理する
卵1個を目玉焼きにしていく。余熱で火が通るため、少し半熟のうちに軽く塩を振ってフライパンから取り出そう。パスタは規定時間より1分短く茹でる。
パスタを茹でている間に、フライパンに多めのオリーブオイルを引き、にんにくを入れてから火をつけて油に香りを移していく。
にんにくが色づいて香ばしくなってきたらフライパンから取り出し、2個目の卵を割り入れてスクランブルエッグを作る。卵に火が通ったら鶏出汁(今回は茹で汁)を加える。
茹で上がったパスタを加えて、混ぜながら乳化させていく。全体が混ざったら軽くオリーブオイルを回しかけ、さらにパルミジャーノレッジャーノ(今回はパルメザンチーズ)をたっぷりかける。
再びよく混ぜたら器に盛り付けてにんにくチップを散らし、目玉焼きをトッピングする。上から黒こしょうとパルミジャーノレッジャーノを振り掛けたら完成だ。
■卵を存分に味わえるパスタ
にんにくの香ばしさと黒こしょうのパンチの効いた香りだけで、もう美味しそう。
シンプルだが、たっぷりのチーズがパスタに絡んで濃厚な味。目玉焼きは崩してパスタと絡めていただくと、さらにコクが出てカルボナーラのような味わいに。「イタリアのThe賄いという感じのパスタだが、破壊的な旨さ」とファビオ氏もイチ押し。
シンプルな材料で手軽に作れる「貧乏人のパスタ」、名前とは違って贅沢すぎる味だった。
■執筆者プロフィール
池田かおるこ:グルメ、レビュー記事をメインに執筆しているライター。
日々の晩酌をいかに美味しく楽しむかは、もはやライフワークに。簡単でコスパ良し、激ウマなお酒に合うレシピを探して実践中。「特別な材料や凝った調理法はなし。でも美味しい」と思えるレシピを中心に紹介します。
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(取材・文/Sirabee 編集部・池田かおるこ)