韓国の悪夢払拭に試合前食事中のオリックスナインも拍手 ドジャース山本由伸本拠地デビュー戦で初回3者連続三振の快投

韓国の高沢スカイドームでのサンディエゴ・パドレス戦でメジャーデビューを果たした山本由伸。初戦の課題を修正し、2度目の登板に備えるが…。

山本由伸今年からアメリカのメジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した元エース山本由伸の本拠地ドジャースタジアムでのデビュー戦を、福岡ソフトバンクホークス戦を控えたオリックス・バファローズのナインも京セラドーム大阪の選手サロンで食事をとりながらテレビ観戦し、山本が打ち取ると拍手を贈る姿がオリックスの球団公式インスタグラムで公開された。

写真に映っていたのは若月健矢、宗佑磨、杉本裕太郎、西野真弘、福田周平といった面々。若月は山本とベストバッテリー賞を受賞しているだけに、かなり気になっていたようだ。


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■3戦目に先発起用された山本

山本は21日に韓国の高尺スカイドームで行なわれたサンディエゴ・パドレス戦に先発をしてメジャーデビューをするも、初回に先頭のザンダー・ボガーツに初球をヒットにされると、そこからリズムを掴めないまま1回を43球、被安打4、奪三振2、与四死球2、失点5という信じられないような内容でマウンドを降りている。

アメリカに戻ると初戦の課題であった「セットポジションに入ってからのピッチングが乱れ」を修正して、2度目の登板に備えた。ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は万全を期すため、山本をセントルイス・カージナルスとの本拠地2戦目ではなく、3戦目に山本を先発起用した。

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■山本「同じ失敗を続けない」

オリックス時代も「同じ失敗を続けない」ように修正力が長けていた山本は、初回から球にキレがあり、3者連続三振と3年連続で日本の投手タイトルを総ナメした実力を発揮。4回が終わると雨が激しく降って来たため、試合が中断。35分後に試合が再開しても5回のマウンドに上がった山本は、5回を68球、被安打2、無四球、無失点という快投を見せた。

この日の山本はオリックス時代、効果的に使っていたカーブの配球を多用。スプリットも鋭い角度で落ちており、ストレートも速さを取り戻していた。山本がマウンドを降りた5回裏に味方が2点の援護点をあげたため、勝利投手の権利を持っていたが、中継ぎが崩れてしまい初勝利はお預けに。

試合は9回にムーキー・ベッツの4号ソロなどで、チームが同点に追いつき延長戦に入ったが、5-6でドジャースが敗れている。

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■メジャー初勝利に期待

SNSでは前回のKO劇で心配していた日本のファンから「やっぱり山本由伸」「さすが」「これが本来の姿が」「次は勝てるよ」など安堵の声が続々と投稿されたため、「山本由伸」関係がトレンドの上位を独占。

韓国での悪夢は山本だけじゃなく、日本のファンも払拭されたようだ。次はメジャー初勝利に期待したい。

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(取材・文/Sirabee 編集部・Sirabeeスポーツ取材班

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