2005年からオリックスファン・有澤樟太郎が特別始球式で見事なストライク投球 SNS騒然「野球経験者?」
オリックスファンの俳優・有澤樟太郎が京セラドーム大阪での特別始球式に登板。ストライク投球で球場を沸かせた。
2024/03/31 15:45
オリックス・バファローズは31日、京セラドーム大阪での福岡ソフトバンクホークス戦において、現在上演中のミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』でダブル主演として活躍している俳優の有澤樟太郎による特別始球式を行なった。
兵庫県出身の有澤は大の野球好きでオリックスファンを公言しており、昨年のスカパー! 『プロ野球 12球団応援プロジェクト』では、オリックス・バファローズ応援団長を務め、国歌斉唱も披露し、BS12のオリックス戦の中継では応援ゲストとして出演している。
■見事なストライク投球
特別始球式の発表を受けて有澤は「昨年は国歌独唱という形で携わらさせていただきましたが、今回は4連覇がかかった大事な開幕3連戦になんと特別始球式をやらせていただきます。長年、バファローズのファンをやってきてこんな日がくるとは夢にも思ってませんでした。大事な一戦ですから生半可な投球はできません! 一球入魂、気合いのこもった球を投げたいと思います」とかなり気合いが入っていた。
キャッチャーを務めた福田周平目掛けて見事なストライク投球で、打席の若月健矢が空振り。ネットでは「野球経験者?」という声が多く挙がるほどのナイスピッチングだった。
■「野球を辞めてからのずっと夢だった」
登板後、インタビュールームで有澤は「まさかストライク入ると思ってなかったんで、とにかく嬉しいです。ちょうど昨日まで舞台の公演で北海道に行ってて、練習したかったんですけど、まだ雪が全然残ってて全然キャッチボール練習できてなかったですけど、とりあえずホテルで肩は温めていたので良かったです」と照れ笑い。
始球式は「小学校5年生から中学校2年生まで4年間野球をやっていて、始球式をするというのは、本当に野球を辞めてからのずっと夢だったので、今回、特別始球式でこういうセレモニーという形で実現させていただいて、本当に感謝でしかない」と有澤のピッチングを見たファンの予想どおり、野球経験者だったという。
「ちょっと当時のこと思い出しました。ポジションはセンターだったんで、ちょうどグローブも外野用なんですけど、ピッチャーマウンド立つっていう経験がホントになくて、あんなにマウンド高いんだなと思って、ちょっとびっくりしました」とマウンドに立った興奮が忘れられないようだ。
■注目選手は…
また「廣岡(大志)選手とキャッチボールさせていただいて、やっぱおっきくて、本当にただキャッチボールしただけなんですけど、本当に重たくて。あんまりグローブが使い慣れてないやつだったんで、まだ全然皮が厚いんで、まだかろうじて、ちょっとズシっズシンってくる感じがちょっと良かったですね」と登板前に廣岡とキャッチボールした場面を振り返っていた。
今年のチームについては「今年は田嶋(大樹)投手に10勝して欲しいなっていうふうに思ってて、きょう本当に運良くというか、僕が特別始球式をさせていただくときに先発で、ずっと応援してきたので、2桁10勝っていうのはやっぱファンとしても見たいなと。10勝どころか15勝ぐらいしてほしいなとは思ってますね」と偶然にもこの日先発をした田嶋を注目選手として挙げた。
そのうえで「本当にファンとしては4連覇絶対行けると思ってますし、その中で新戦力の西川(龍馬)選手だったりとか、昨日活躍してた(アンダーソン・)エスピノーザ投手だったりとか、 新助っ人外国人の(アンドレス・)マチャド投手とか、もう最強のもうスターは揃ってると思うので、見守るだけというか、今年もプロ野球で一喜一憂したいなと思っております」とチームの4連覇を確信しているという。
■ファンを公言する著名人が続々
清原和博らがいた2005年から神戸に試合を観に来ていたという有澤。2010年頃からは京セラドームにも足を運ぶようになり「ホームラン見ると凄く好きになっちゃうんで、その当時観に行った試合でT−岡田選手が特大のホームランをセンターバックスクリーンに打って、凄いホームランアーティストだなと思って、それから応援してます」とチームの中ではT−岡田をとくに応援していることを明らかにした。
チームが強くなるに連れて弱かった時代から好きだった著名人が堂々とオリックスファンを公言するようになっている。始球式にも著名人が登板する機会が増えており、彼らが広めることにより、オリックスはさらに「人気球団」としての道を歩んでいく。
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(取材・文・写真/Sirabee 編集部・Sirabeeスポーツ取材班)