動物園から逃走したダチョウが街中を疾走 歩行者やドライバーはパニックに
韓国の動物園からダチョウが逃走。多数の車が行き交う大きな道路で、走り回る姿が撮影された。
動物園は獰猛な動物や毒を持つ生き物を飼育していることもあり、安全管理を徹底する必要がある。そんな動物園からダチョウが逃走したという話題を、シンガポールの『AsiaOne』やアメリカの『FOX』が報じた。
■街中にダチョウが…
26日、多くの車が行き交う韓国・城南市の街中を、1羽のダチョウが走る姿が通行人たちによって捉えられた。それにより交通渋滞が発生し、ドライバーや歩行者たちはパニックに。警察にも多数の通報が寄せられ、職員らが出動した。
時を同じくして、ソウルから南に車で30分ほどの場所にあるバグシティ動物園では、オスのダチョウ「タドリ」が姿を消していることにスタッフが気づいたという。
■ネットを使って捕獲する
スタッフが気付かないうちに動物園から逃走していたタドリは、1時間ほど街中をさまよっていたと考えられている。
警察と消防隊が協力し、同園から約2.6キロ離れたところにある駐車場にタドリを追い込むと、ネットを使って捕獲となった。
同園の責任者であるチェ・ユンジュさんは、その後にメディアへ「タドリは健康状態も良く、元気に過ごしています」と明かしている。
■1ヶ月前にメスが他界
またチェさんは、タドリと一緒に暮らしていたメスのタソーニが、1ヶ月前に突然この世を去ってしまったことを説明。1羽になったことが寂しいあまり、タソーニを探しに外へ出てしまったのかもしれないという。
これを受け、SNSでは「タドリに早く新しい友達を」「車にぶつからなくてよかった」といった声が寄せられている。
■昨年にはシマウマが逃走
韓国では昨年3月にも、ソウルにあるチルドレンズグランドパークという動物園から、オスのシマウマ「セロ」が逃走する事態が発生していた。狭い路地や車の脇を通るなどして3時間も逃走したセロは、警察官らが鎮静剤を打って捕獲し同園に戻された。
セロは少し前に両親を亡くしたばかりだったといい、その寂しさやストレスに苦しむ兆候が見られていたという。
■街中を走るダチョウ
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)