古田敦也氏、現役時代“最も嬉しかった出来事”を告白 「精神的に追い詰められて…」
古田敦也氏が東京ヤクルトスワローズ・中村悠平選手からの質問を受け、現役時代最も印象に残っているシーンを回想。
元東京ヤクルトスワローズ監督の古田敦也氏が、自身のYouTubeチャンネルで「現役時代1番嬉しかったシーン」を告白した。
■中村選手が古田氏に質問
ヤクルトの嶋基宏コーチと中村悠平選手をゲストに迎えトークをした今回の動画。
そのなかで中村選手が「古田さんが1番感動したシーン、忘れられないシーンっていつなんですか?」と質問する。
古田氏は「1番忘れられないのは、日本シリーズで最初に勝った93年の第7戦」と話した。
■1番嬉しかったのは…
1993年の日本シリーズ、西武ライオンズ対ヤクルトスワローズを振り返った古田氏は「当時の西武は王者西武で誰も倒せなかったの、ずっとね。92年も負けていたんで」と回想。
続けて「93年にやっつけたんで、これで世代交代だという喜びと、あのときの野村克也監督の圧はすごかったのよ。今では考えられないと思うけど、ニューオータニに缶詰なの。 俺の部屋に昔のテレビデオってのがあったの。それで西武が試合をしているビデオテープがずっと置いてあって、『おまえら見とけ』みたいにいわれた」と振り返った。
■精神的に追い詰められていた
古田氏は西武が試合する様子をまとめたビデオをシリーズ中ずっと見ていたことを明かし、「見ると寝られへんわけ。ちょっと寝不足気味になって、ノイローゼ気味でやっていたの、93年の日本シリーズって」と明かす。
そして「ほんで3勝1敗までいったわけ。これは行けるなと思ったら、ここから2つ負けたわけよ。このときのノムさんの怒り加減が凄かった。『おまえらこの野郎』みたいなさ。とくに俺なんか『あのシーン見てないのか』みたいなことをいわれてさ」と苦笑いを浮かべる。
さらに「走塁ミスもおきて、めちゃくちゃ怒られてさ。精神的に追い詰められていた」と回想した。