海外の銀行手続き、英語が堪能でも「難しい」 アグネス・チャンが自身の経験明かす
アグネス・チャンが、海外の銀行の手続きの難しさを振り返り、大谷翔平選手が送金に気付かなかった可能性を「あり得る」と指摘。自身も元マネージャーに金品を盗まれた経験についても明かしている。
歌手のアグネス・チャンが28日、Ameba公式ブログを更新。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳・水原一平氏が違法賭博に関与して解雇された問題に触れ、海外の銀行の手続きの複雑さや、マネージャーに金品を盗まれた経験について明かした。
■自身の実体験明かす
水原氏は、大谷選手の口座から450万ドル(約6億8,000万円)を盗用した疑いが問題となっている。大谷選手側は「盗まれた」としているが、一部では水原氏が大谷選手に気づかれずに大金を胴元に送金できたことに、疑問の声もあがっている。
アグネスは、「大谷選手の口座から通訳の方が勝手に大金を送金したことに、いろんな意見が出てます。あまり口を挟みたくないが、自分の実体験を話してみます…」と切り出し、自身の母親のインターネットバンキングの操作を任された際の経験を振り返る。
■「手取り足取りしないと…」
アグネスはイギリス統治下で英語が唯一の公用語とされていた時代の香港の生まれで、カナダの大学を卒業し、アメリカの大学院で博士号を取得した。英語は当然堪能だが、英語表記のサイトでの操作に「それでもやり方が難しくって、戸惑いました。銀行の方に教えてもらいながら、何回も間違って、やっとできたのです」と明かす。
そのため、「もし英語が苦手であるのなら、きっと誰かにそばで英文を読んでもらって、手取り足取りしないと操作はできないと思います」と指摘。
「その場面を想像すると、大谷選手はオンラインバンキングを通訳さんと一緒にやっていたと思います。その場で通訳さんがパスワードなどの情報を手に入れた可能性はあります」とした。
■気づかない可能性「あり得る」
また、海外の銀行では「Token」というワンタイムパスワードの番号を表示するデバイスを渡され、送金の際には通常のパスワードとは別に、その番号も入力する必要があることを説明。それらを入力さえすれば「口座にあるお金を簡単に送金できます」という。
「日本や香港のバンクのようにお金が動いたときに、携帯にメッセージが来ることはないです。頻繁に口座をチェックしないと、お金が動いたことは分からないのです」とも指摘。「だから私は大谷選手がお金を盗まれたことさえ気づいてなかったのはあり得ると思います」と推測した。
■マネージャーに金品を盗まれる
さらに、「私も以前、賭博に手を染めたマネージャーから現金、宝石と母からもらった純金の飾り物を盗まれたことを経験しています。身近にいる人間、信じてる人間に裏切られるショックの大きさは分かります」と打ち明ける。
「本当のことは分からないが、私は大谷選手は被害者だと思います。もちろんこれは私の勝手な憶測です」としつつ、「大谷選手、どうか気持ちを整理して、試合に集中してください。大勢の方が応援しています」と結んでいる。
■「大谷選手の今後が心配」の声も
アグネスの話に、ファンからは「アグネスも被害者だったんだね。悲しい話だわ…。しかし芸能人、有名人のこういう事件を今まで何度もニュースで見るのはなぜだろう?」「人を疑うということは嫌なことですが、『貧すれば鈍する』という言葉もあり、とくにギャンブル好きな人には気をつけないといけませんね」とコメントが届いた。
また、「大谷さんが1番信用してて大切に思ってた方に裏切られた傷は大きいでしょうね」「信頼し切っていた相棒から裏切られたショックは、計り知れないものがあると思います。大谷選手の今後が心配です」と大谷選手を案じる声も寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)