ふれあい動物園で9歳少年がウサギなど11匹を絞殺 罪に問われず批判の声も
ふれあいができる動物園で、ウサギやモルモットなどを殺害した少年。警察が出動するも、未成年という事情から釈放された。
オランダの動物園で、飼育中のウサギやモルモットなど計11匹が死骸で見つかった。9歳少年の犯行だと発覚したことを、『Daily Mail』『GB News』などが伝えている。
■動物園のリピーターだった少年
11日午後、ある少年(9)がオランダの町フック・ファン・ホランドにある動物園を訪れた。同園はヤギやブタをはじめ、アヒル、ウサギ、モルモットなどを飼育しており、各動物とふれあい体験ができるという。
少年は、両親とともに同園を過去に何度も訪れたことがあるリピーターだった。そのため職員の中には、少年を認識している人もいたそうだ。
■ウサギとモルモットを絞殺
この日は1人で訪れた少年は、ウサギとモルモットがいるエリアへ。そして職員が気付いた時には、ウサギ9匹、モルモット2匹が死亡している状態だった。そのほとんどが、首を絞められて殺害されていたという。
同園のマネージャーによると、少年は犯行直後も表情一つ変えることはなく、多くを語らなかったそうだ。動機は不明なままだが、すべてのウサギを殺害しなかったことについては、「逃げられてしまい、捕まえられなかったから」などと説明したという。
■未成年のため刑事責任問われず
事件の連絡を受けた少年の両親は、急いで動物園に駆け付けた。警察も呼ばれて少年の身柄を一時拘束したが、すぐに釈放したとみられる。オランダでは、12歳以下の未成年者は刑事責任を負うだけの能力が不十分とされ、罪に問えないからだ。
しかしながら残忍な犯行ということもあって、少年は今後、ケアプログラムを受ける予定だという。
■「罪に問うべき」の声も
このニュースが報じられると、ネット上では「9歳なら善悪は理解できる。素手で首を絞めて殺すなど、残忍極まりない」「未来の殺人鬼が誕生した瞬間」「子供を独りにした親の責任。動物虐待する子は親に問題があるケースが多い」など、少年のみならず両親にも批判的な声が集まった。
他にも、「動物園の職員が無能。大量殺戮していたら、途中で気付くはず」「年齢関係なく、残酷な犯行であれば罪に問うべき」「ケアプログラムは税金の無駄遣い。もう更生は難しい」など、動物園や司法制度を批判する声もある。
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(取材・文/Sirabee 編集部・宮 ちてら)