読売ジャイアンツ退団のオドーアに高橋尚成氏が苦言 「日本野球を甘く見ている」
高橋尚成氏が26日に突如読売ジャイアンツを退団したオドーアに「日本の野球を甘く見ていたのでは」苦言。
■オドーア選手の退団に高橋氏が…
巨人が2023年オフに獲得したオドーア選手が、26日に突如退団した話題を取り上げた今回の動画。
退団について高橋氏は「正直ちょっとびっくりしたなと。『こんな早く？』っていうところですよね。どっちがどうこうっていうことではなくて、この時期にあれだけメジャーで実績のある選手をああいう形でなくすっていうのは、どうなんですかね」とコメントする。
そして退団の経緯については「憶測だけでは話せない」と前置きしたうえで、「やっぱりあの成績じゃあねというところもありますよね」と語った。
■日本野球を甘く見ていた？
スタッフはオドーア選手がオープン戦終了後、2軍調整を命じられたものの拒否し、退団の申し入れがあったと報じられていることを紹介し、「オドーア選手の退団理由はどう考えますか？」と質問する。
高橋氏は「まあちょっとやっぱり、日本の野球を少し甘く見てたんじゃないかなというふうに、僕は思えちゃうんですよね」と指摘。
続けて「実績は自分ではあると。自信もあったでしょうけど、ビザの関係とかで多少キャンプに遅れて入ってきたりとかしたので。もちろん体調万全じゃないっていうのはわかりますけど、でもやっぱり日本で契約した以上は日本のやり方でやらないといけない」とオドーア選手に苦言を呈した。
■2軍に落とせない契約はなし
さらに高橋氏は「勝手に2軍に落とせない契約があると思っていたのではないか？」と分析する。
そして巨人・吉村禎章編成本部長が「2軍でプレーできない契約にはなっていない」とコメントしていることを紹介し「吉村さんも2軍落とせないっていう契約を結んでないってことを、はっきり言ってたので。これはもう契約にのっとったことだと思うんで」と指摘。
そのうえで「アメリカに帰りたいというのは、オドーアのわがままかな、なんていうふうには思っちゃうんですよね。裏は取れてないのでなんともいえないですけど、日本の野球を甘く見ていたのではないかというふうに見えちゃいますよね」と苦言を呈していた。
■戦力ダウンに
オドーア選手はメジャー178本塁打の実績を引っ提げ、巨人に入団。中軸としての活躍が期待された。
ところがオープン戦で打率1割7分6厘、ホームランなしと結果を残すことができなかった。オープン戦に苦しんだ外国人選手がシーズンで結果を出す事例も多いが、異例の退団となった。
巨人の外国人野手は育成のティマ選手とウレーニャ選手のみとなり、オドーア選手の退団は戦力ダウンとみられる。
一方で秋広優人選手や梶谷隆幸選手など代わりになる選手も控えていることから、「戦力ダウンにはならないのではないか」という声もある。
