大谷翔平の会見で新通訳・アイアトン氏の評価が上がった”ある理由” 「さすが」「プロの仕事」の声
ドジャース・大谷翔平の会見で通訳を務めたウィル・アイアトン氏の、とある一文の英語表現が話題に。「ニュアンスを丁寧に表現」との評価も。
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手の元通訳・水原一平氏の違法スポーツ賭博問題について、大谷選手が日本時間26日に行った会見で、通訳を務めたウィル・アイアトン氏の英訳の“表現”に、驚きや称賛の声が寄せられている。
■「違和感を感じていました」の一文で…
大谷選手は会見で、水原氏の問題を知った経緯について時系列で説明。韓国で行われた開幕第1戦の試合後、チームミーティングでの水原氏の発言について「僕に通訳はついておらず、完全には理解できていなくて、なんとなくこういう内容だろうなと理解していましたが、なんとなく違和感も感じていました」と語った。
この部分について、Xではユーザーから「大谷さんの新通訳に急遽抜擢されたアイアトン氏、大谷さんの『なんとなく違和感を感じてました』を、“and started feel that…something…amiss.”とその場で訳したのがすごすぎる。『本来そうあるべきではない何かが起きていた』という状況で大谷さんが感じた『違和感』をamissで表現するのはさすがだなと思いました」と評価する声があがった。
■「違和感」をどう訳すか
辞書を見ると、「amiss」には「間違った、不適切な」や「不完全な、欠陥がある」といった意味があり、「Something amiss」で「何かがおかしい」となる。
ほかにも、英語での「違和感、おかしい」といった表現には、「uncomfortable」「different」「strange」「wrong」などの単語も使うことも考えられる。
アイアトン氏の言葉の選択に、他のユーザーからも「僕ならamissじゃなくてwrongって言ってた」「なかなか普段の会話では出てこない単語」「amissって初めて聞きました」との声が。
さらに、「amissだと誰もが無視する“変だな”レベル。弁護士と相談の上すごく気をつけてこの言葉を選んだだろうと思います」「これ以上ないくらいのハマり方でした。プロの仕事だなあとうなりました」「言葉にならない大谷選手のニュアンスを丁寧に表現している」との意見もみられた。
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■「これ以上ない逸材」の声も
アイアトン氏は東京育ちで、カリフォルニア州の大学を卒業。自らも野球選手としてWBCにフィリピン代表として出場した経験があり、田中将大投手や前田健太投手の通訳を経て、ドジャースのデータ分析担当に転身。現在は編成部のパフォーマンスオペレーション主任を務めているという異色の経歴の持ち主だ。
会見前日、俳優・谷原章介はMCを務める『めざまし8』(フジテレビ系)の中で、アイアトン氏について「大谷さんの言葉に対して、本当にニュアンスを間違えなくきちんと通訳してほしい」と要望していた。
その期待にも応えた形で、評価する声も多い今回の通訳に、ユーザーからは「アイアトンさんは真摯に大谷に向き合ってくれると思っている」「これ以上ないような逸材」「やっぱりアイアトンさんは信頼できる通訳。みんなでアイアトンさんを推していくぞ」といった声もあがっている。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)