『ブギウギ』趣里“スズ子”の天敵が見せた「知られざる本音」に視聴者涙 「それは反則」「嫌いになられへん」
NHK朝ドラ『ブギウギ』で、「出てくる度にムカつく」との声が上がっていた趣里“スズ子”の天敵・鮫島記者。ここにきて視聴者を感動させたワケは…。
きょう27日放送のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で、芸能記者・鮫島(みのすけ)の言動に不意打ちを食らう視聴者が続出した。
■引退会見に鮫島の姿が
この日の放送ではスズ子(趣里)が引退会見を開き、大勢の記者が集まるが、その中にはこれまでスズ子たちのゴシップ記事を出してきた雑誌『真相婦人』の記者・鮫島の姿が…。
これまで東京・有楽町にあふれる街娼「パンパンガール」を煽ってスズ子へ怒りを向けさせたり、スズ子とりつ子(菊地凛子)に嘘を吹き込んで挑発したりとスズ子にとって天敵のような存在である鮫島。
この日の会見でも「もう勝てないなんて思いはなかったんですかぁ?」「やっぱり水城アユミから逃げるってことなんじゃないんですか?」「負けを認めます、と…」など、ネチネチと質問を繰り返す。
■スズ子へ敬意を…
しかし、スズ子の毅然とした態度に「なるほどね、よーくわかりました」とどこか力ない声で一言。立ち上がり「でもなんか…寂しくなるなぁ」と悲しげな表情をスズ子へ向ける。
その後マネージャーのタケシ(三浦獠太)が記者陣へ向けて「いいですか? もう他にないですか? 皆さん、未練はもうないですね?」と声をかけると「最後に…」と挙手。「一曲、聴かせてほしいなぁ」と照れくさそうに笑い、断られるも最後には帽子を取り大きな拍手を送った。
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■感動する視聴者続出
これまで登場の度に「ゲス記者もういいって…」「こいつホント嫌い」「出てくる度にムカつく」といった苛立つ声が上がっていた鮫島。
しかし、ここにきて不意をつく言動を見せ、「おま、めっちゃスズ子ファンやんけ!」「好きな子ほどいじめたいタイプだった鮫島」「鮫島お前ェ…いい奴だったのか…」と視聴者は驚き。
「鮫島には何度もムカついたけど、みのすけさんの今の『一曲歌ってほしい』の言い方はとても良かったなあ」「『ワテの存在を忘れてしまう』そう聞いたときの表情にグッときました」と感動した人は多いようで、「鮫島ぁ、最後の最後にそれは反則やで…嫌いになられへんようになってもたやん…」「まさか鮫島に泣かされるとは…」「浄化されていく鮫島」との声が上がった。
■「真に迫った名演」に絶賛の声
一方で「ただしこれまでの言動は許さねぇぞ」「いい奴感出してるけど、それはそれとして今までしてきた意地悪な発言は帳消しにはならんやで」「最後にちょっといい奴っぽい顔見せれば今までの所業が許されるとは思わないでほしい(笑)」との声もあり、完全に浄化とはいかなかったよう。
それほどにギャップの激しいキャラクターを違和感なく演じたみのすけに対し、「『寂しくなるな…』が、一瞬ながら真に迫った名演。下手すると絵空事ぽくなるセリフだけに、そうならなかったみのすけさんの演技よ」「嫌な奴の中にもちゃんと『好き』が滲み出る演技」「ほんといい役者さん」と絶賛の声が上がっている。
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(文/Sirabee 編集部・今井のか)