大谷翔平は「三冠王と40盗塁以上を狙っている」掛布雅之氏が独自分析
掛布雅之氏が大谷翔平の「スイングの変化」を指摘。「今年は三冠王と40盗塁を目指している」と分析する。
■掛布氏と高橋氏が打撃トーク
掛布氏と元読売ジャイアンツ監督の高橋由伸氏がバッティング技術を語り合った今回の動画。
そのなかで掛布氏が「僕は左手を大事にしてきた」と振り返り、高橋氏も同調。2人は「じゃないと飛ばないよね」と持論を展開する。
さらに高橋氏は「松井秀喜さんは右なんですよね」と指摘したのち、「大谷もあきらかにこっち(左手)ですよ。こうやってやって、こう」と左手で下から上に振り上げる動作をした。
■大谷選手は三冠王と40盗塁以上を狙っている
様子を見た掛布氏は「大谷選手はね、最初の年はアッパー(下から上に振る)に行ってましたよ。2年目、3年目からレベル(水平に振る)に変わったでしょ」と指摘。
高橋氏が「レベルに振っている」と同調すると「だから打率も上がってくるから。今年の大谷選手は三冠王と40盗塁以上を狙っているんじゃないかな」と掛布氏は語る。
話を聞いた高橋氏も「バットを今年、短くしましたからね。率を上げようとしている」とコメントした。
■大谷選手の打撃フォームに持論
今季の大谷選手について掛布氏は「長くなくても飛ぶということがわかっている。いろいろ試して、究極のバッティングの数字を追いかけているんじゃないかな。今年は打つだけだから、40盗塁」と持論を展開する。
スタッフから「大谷選手がノーステップで打っているのはどう思いますか?」と質問されると、掛布氏は「あれはあの身体があっての。僕もあの身体があればね、無駄なことはしませんよ」と指摘。
続けて「僕らは力をためて打っていたけど、190センチぐらいあるでしょ。メジャーで1番飛ばすんですよ。ああいう打ち方では僕はちょっと無理」と語っていた。
■40ホームラン40盗塁以上なら快挙
大谷選手は昨年右肘を手術したため、今季は野手に専念する可能性が高く、打者としてキャリアハイの数字を残すことが期待される。
メジャーリーグでシーズン40本塁打、40盗塁以上を達成した選手はホセ・カンセコ選手、バリー・ボンズ選手、アレックス・ロドリゲス選手、アルフォンソ・ソリアーノ選手というMLBを代表する強打者と、現役のロナルド・アクーニャ選手の5名のみ。
仮に大谷選手が達成した場合、またひとつ偉大な記録に名を刻むことになる。