草彅剛、『ブギウギ』で見せた“口元2ミリ”の微笑みに視聴者鳥肌 「台本のはずなのに…」「職人芸」
NHK朝ドラ『ブギウギ』で羽鳥善一を演じる草彅剛が見せた演技が視聴者を圧倒。「この人は特殊な訓練を受けていますってテロップ入れたくなる」との声も…。
■スズ子の引退決意に…
この日の放送では年末の歌番組『オールスター男女歌合戦』を終えて燃え尽きたスズ子(趣里)が引退を決意し、師である羽鳥の元へ。
動揺する羽鳥の妻・麻里(市川実和子)の横で黙ってスズ子の話を聞いていた羽鳥だが、話し終えたスズ子に微笑みを見せ「僕はね、もしかしたら福来くん(スズ子)は今までとは違った気持ち…何か決意と言っても良いのかな、そんな思いであの歌合戦の舞台に立つんじゃないかって、君を見ていてそう思っていたんだ」と話し出す。
しかしスズ子の気持ちを汲みつつも羽鳥は「僕は君を引退させないよ」ときっぱり。「君は死ぬまで歌手なんだ。歌を葬り去ることだけは絶対に許さないよ」「もしも、君が本当に歌手を辞めるというなら、僕は君と絶縁します」と言い放った。
■視聴者を圧倒した“職人芸”
増える瞬き、潤んでいく目、震える声にヒクヒクと動く鼻と口…表現方法を総動員したような演技に、視聴者からは「口元2ミリくらいの微笑み」「目元口元の表情に圧倒された…」「鳥肌が立つくらい怖かった」「見ていて固まった。息してたかな?」との声が。
「心と体が連動していく演技の迫力」「この人は特殊な訓練を受けていますってテロップ入れたくなるくらいの職人芸」「台本のはずなのに本当に内心から出てきてる言葉にしか思えない」と絶賛のコメントが相次ぎ、X(旧・ツイッター)では「羽鳥先生」がトレンド入りした。
■「痺れる」「草彅剛さんの真骨頂」
また、同じく草彅の表情が話題となった前週21日、22日の放送を回顧し「やはり、歌合戦前の羽鳥先生の表情は、福来スズ子の異変を予感するものだったんだ」「先週の歌合戦時、沸く周囲に対していつもの『こんなスゴい楽曲作り出した俺さまスゲェ』が羽鳥先生になかった」と納得する人も。
“羽鳥先生”はこれまで視聴者の笑いを誘う場面も多く、エンタメ枠寄りで捉えていた人も多かったようだが、「『はいもう一度。ジャズだよジャズ』の羽鳥先生と今日の彼を矛盾なく共存させられる役者、ほかに居ようか。痺れる」「この日のために今までの彼があったのか。草彅剛さんの真骨頂」との声が上がっている。
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(文/Sirabee 編集部・今井のか)