食事処さくらの卵でまとめる「煮豆腐」がバケモノ級の美味しさ 豆腐なのに米がかきこめる…
食事処さくらの「煮豆腐」は味がしっかり染みていて最高に美味。ごはんの上に乗せて丼にするのもおすすめ。
豆腐を使うレシピはヘルシーだが、ちょっと満腹感に欠けると思う人もいるのでは。しかし、味付けや調理法によってはごはんが止まらなくなるほど激ウマな1品になる。
『食事処さくら』で紹介していた「煮豆腐」は、豆腐と卵だけなのにバケモノみたいに美味しいというので、編集部でも早速作ってみた。
画像をもっと見る
■たんぱく質は豆腐と卵だけ
材料は、絹豆腐1丁、卵2個、玉ねぎ1/2個だけ。これ以外に三つ葉があると彩りと味のアクセントになる。調味料はこちら。
水:300ml
ほんだし:小さじ1
みりん:50ml
酒:50ml
しょうゆ:大さじ2
砂糖:大さじ1.5
和風の基本の調味料があれば作れる。
■豆腐の水切りをしっかり行うのがポイント
まずは豆腐の水切りを行う。厚みがあると水分がなかなか抜けないので、豆腐1丁を半分の薄さにスライスしてから、両面をキッチンペーパーで挟んで重しを乗せて1時間置く。
水切りをしっかり行わないと、煮汁の味が薄くなって後から調味料を追加しなければならないので、あらかじめ時間をかけてしておこう。
1時間経ったら、豆腐の表面の水気を拭いて6等分に切る。カットするのが面倒ならちぎってもOK。
玉ねぎは薄くスライス、三つ葉は茎の部分は1cm程度、葉の部分はざっくり切っておく。三つ葉はそのままにしておくと水分が抜けてしんなりしてしまうので、小皿にラップをして冷蔵庫に入れておこう。
フライパンに水、ほんだし、みりん、酒、しょうゆ、砂糖を入れて軽くかき混ぜてから、スライスした玉ねぎを加える。
次に豆腐をイン。今回は手でちぎって入れてみた。弱めの中火で熱していこう。
沸騰してきたらキッチンペーパーで落とし蓋をして、吹きこぼれないよう中心に穴を開ける。火を弱火ととろ火の中間まで落として20分煮る。
卵はよくかき混ぜないほうが黄身と白身の食感を楽しめるので、割り入れたら白身を切るようにさっくり混ぜておく。
豆腐を20分煮込んだらとろ火にして、煮汁をしっかり絞ってから落とし蓋を取り、溶き卵を全体に回し入れよう。三つ葉をその上に散らして、とろ火のまま蓋をして1分卵に火を通す。
余熱で卵に火が通るので、まだ早いかな? というところで火を止めたら完成だ。
■ごはんとの相性抜群
玉ねぎがクタクタになるまで煮込まれていて、少し甘めの煮汁がしみしみだ。豆腐は熱々のふわふわ、卵が全体をまとめ上げているので、ひと口食べたら止まらなくなる美味しさ。
ごはんの上にかけてかきこんでもいいし、おかずやおつまみとしても最高の味だった。
■執筆者プロフィール
池田かおるこ:グルメ、レビュー記事をメインに執筆しているライター。
日々の晩酌をいかに美味しく楽しむかは、もはやライフワークに。簡単でコスパ良し、激ウマなお酒に合うレシピを探して実践中。「特別な材料や凝った調理法はなし。でも美味しい」と思えるレシピを中心に紹介します。
・合わせて読みたい→リュウジ氏の「豆腐焼き」 1個約9円でヘルシーなごちそうができるなんて…
(取材・文/Sirabee 編集部・池田かおるこ)