ドンキで誕生した「日本一危険なおにぎり」が話題 牛丼9杯分のカロリーは異次元すぎる…
ドンキ店頭で販売された一見普通のおにぎり。「3kgにぎり」という正体を受け、遠近感を狂わされたユーザーが続出している。
■総カロリー量がバケモノすぎる…
件のおにぎりは宮城県の「ドン・キホーテ古川店」で独自に販売される商品で、17日の15時ごろから販売開始となった。前出のポストが投稿されたのは同日の15時半ごろなので、正に店頭に並んだ直後だったのだろう。
同商品の詳細について、PPIHは「みやぎ米『だて正夢』を3kg使用しており、中身は店舗にて人気のからあげ3種類(塩・醤油・油淋鶏)が入っております」と説明する。山盛りの白米の弱点は「おかずが単調だと途中で飽きる」点に尽きるが、この具材であれば味変をしながら楽しく食べられそうだ。
…と、ここで気になるのが同商品の総カロリー量である。
商品ラベルには「熱量1,084kcal」と表示されており、思ったより低いな…と拍子抜けしてしまった。しかしよく見ると商品名は「鶏竜田揚げ3種盛り合わせ」となっているため、こちらは具材のからあげ分のカロリーである可能性が非常に高い。
農林水産省公式サイトでは「精米(精白米)のご飯で100グラム当たり156キロカロリー」と説明しており、米3,000g(3kg)の場合はおよそ4,680kcalとなる計算だ。こちらに前出のからあげのカロリーを加えると、理外の6,000kcalに迫る数値に。
吉野家の牛丼(並)1杯が633kcalのため、牛丼約9杯分のカロリーということになる。
■誕生には「真面目な理由」が
同商品が誕生した経緯について、PPIH担当者は「店舗の食品担当者の発案より実現しました」と説明する。
事情を知らないと完全に「ヤケクソメニュー」と映るが、「店舗でお弁当や総菜等を調理する際に使用する米の銘柄の切り替えに伴い、余ってしまった分を『3㎏にぎり』調理にあてました」とのことで、伊達や酔狂などでない、立派な誕生理由があったのだ。
また、担当者からは「発売初日に反響頂き、非常に驚いております」とのコメントも得られている。カロリーモンスター「3kgにぎり」に挑む際は返り討ちに合わぬよう、胃袋のコンディションと相談しよう。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力と機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)