『ブギウギ』趣里“スズ子”のセリフに視聴者注目 「どうなるの…」「あかん」の声
19日放送のNHK朝ドラ『ブギウギ』で若手歌手・アユミからの“お願い”に動揺を隠せないスズ子。大きな決断が迫る様子に視聴者をハラハラさせている。
■若手歌手・アユミからのお願い
この日の放送では誘拐未遂犯の小田島(水澤紳吾)がスズ子宅へ来訪。反省し、真面目に仕事を探そうとする姿を見たスズ子は小田島を家事手伝いとして雇うことに。
「何で誘拐犯なんか雇うんですか! あいつは極悪人ですよ!」と憤慨するマネージャーのタケシ(三浦獠太)へスズ子は「あんなぁター坊、この世は義理と人情や」「これも何かの縁や」と諭す。
一方、年末の歌合戦では若手歌手・水城アユミ(吉柳咲良)との新旧対決に心が落ち着かない様子のスズ子。そんなある日、アユミの父親でマネージャーの股野(森永悠希)から「年末の『オールスター男女歌合戦』で、アユミに君の歌を歌わせてもらわれへんやろか」と頼まれる。遅れてきたアユミからも懇願されるといった展開に。
■「義理と人情」に視聴者は注目
股野は梅丸少女歌劇団(USK)時代のピアニストで、その妻=アユミの母親はスズ子の憧れだった大和礼子(蒼井優)。その愛娘から、スズ子や作曲者の羽鳥善一(草彅剛)にとって特別な歌でもある「ラッパと娘」を歌わせてほしいとのお願いに動揺を隠せないスズ子だった…。
スズ子のセリフにもあった「義理と人情」に多くの視聴者は反応。「小田島さんを雇うのは義理と人情で納得いくけど、アユミにラッパと娘歌わせるのは、何か違う気がするんよ」「アユミちゃんにラッパと娘の歌唱許可を出すのは果たして義理と人情かなぁ……」と疑問の声が上がった。
■「ツヤさんからのバトン」だけど…
タケシへ“義理と人情”を諭した際にはスズ子に「この世は義理と人情ででけてんねん」「義理を返すのが人情や」と教えたツヤの写真がズームアップ。
これに「両親からのつながりが生きてて胸が熱くなる」「ツヤさんからのバトン」「さすが梅吉はんとツヤちゃんの娘や」との声が上がったが、「せやけど『ラッパと娘』は違う」「股野さんやアユミちゃんへの感情とは別問題」との意見が…。
■視聴者にも特別な曲
とくに目立ったのは「歌わせてほしいという曲がラッパと娘じゃなかったらスズ子も視聴者もこんな気持ちにはならなかっただろうな」「ラッパと娘は嫌だな…他の曲ならいいけど」「『ラッパと娘』は特別すぎる。スズ子にとっても、私たち聴衆にとっても」といった反応の声。
「ラッパと娘はスズ子の原点であり最高点だと思うから」「大空の弟の後のラッパと娘で泣けた思いがあるからラッパと娘は譲ってはダメだ」「スズ子には始まりの曲・愛助との思い出もある曲・戦争を生き抜いた曲」と、背負うには重すぎる曲との見方があるよう。
大きな決断が迫り、「絶対いやー!!」「どうなるの…」「いくら尊敬する大和さんの娘やからって、ここで『義理と人情』を発動したらあかんでスズ子ォー」などと視聴者をハラハラさせている。
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(文/Sirabee 編集部・今井のか)