人気ハイブランドの新作バングルがまるで「粘着テープ」? 「買う人をバカにしてる」
人気ハイブランドが2024年秋冬コレクションとして発表したアイテムをめぐり、議論が巻き起こっている。
スペイン発の人気ハイブランド『BALENCIAGA(バレンシアガ)』が、パリ・ファッションウィークにて2024年秋冬コレクションを発表。その中のファッションアイテムが、物議を醸している。『AsiaOne』などが報じた。
■パリ・ファッションウィークで波紋
フランス・パリで、年2回行われるファッションブランドの新作発表会「パリ・ファッションウィーク」が開催。1月16~21日にはメンズ、2月26日~3月5日にはウィメンズの2024年秋冬コレクションが発表された。
ストリートブランドとして若者から絶大な人気を誇るBALENCIAGAは、「クリエイティブな価値に基づき、過去と未来のつながりを表現する」をコンセプトにした新作コレクションを発表。しかし、あるアイテムがネット上で波紋を広げている。
■「まるで粘着テープ」
そのアイテムとは樹脂バングルのことで、一見して“粘着テープ”のように見えるが、価格はなんと約3,000ユーロ(48万6,000円)もするそうだ。
バングルの内側にはBALENCIAGAのロゴが入っていることから、ブランドが正規で発表しているアイテムだということが分かるものの、実際に古いテープのロールを模したものだという。
ベルリン発のメンズファッションメディア『HIGHSNOBIETY(ハイスノバイエティ)』は、このバングルについてTikTokに「これ身につけてみたい?」と投稿した。
■「ある意味社会実験」
BALENCIAGAのクリエイティブ・ディレクターであるデムナ・ヴァザリアさんは「ファッションは先進的でなくてはなりません」と語る。
その言葉通り、同ブランドはこれまでポテトチップスの袋を模したバッグや、パスポートに見立てたスマートフォンケースなど、数々のユニークなアイテムを世に送り出してきた。
しかし今回の樹脂バングルを見たTikTokユーザーからは「BALENCIAGAは金持ちに無意味なものを売りつけるブランド」「買う人をバカにしている」といった批判のコメントが寄せられた。
さらに「ある意味社会実験だ」「BALENCIAGAのロゴを見るまでは、ジョークだと思っていた」といった声もある。