奥薗壽子氏の「塩蒸しキャベツ」が作り置きにピッタリ 美味しすぎてすぐになくなる…
奥薗壽子氏の「塩蒸しキャベツ」は、キャベツのジューシーな甘みと旨みが引き出された最高の一品。
炒め物やサラダなど、さまざまな料理で活躍するキャベツ。しかしまるまる1個を買ってしまうと、使い道に困ることも…。そこで料理研究家の奥薗壽子氏が紹介していた作り置きにピッタリの「塩蒸しキャベツ」を、編集部でも作ってみた。
画像をもっと見る
■材料はシンプルに3つ
材料はキャベツキャベツ1/4個に対して、塩小さじ1/4とごま油を適量。これだけである。キャベツの分量を増やすなら、その分だけ調味料も増やして作ろう。
■フライパン1つで作れる
蒸していくので、キャベツは芯を取り除いて大きめのざく切りにしていく。芯に近い硬い部分だけ、少し小さめにカットしよう。
火にかける前のフライパンにキャベツを入れて、塩、ごま油を入れて全体に馴染むよう混ぜる。
今回、ごま油は大さじ1程度の量にしている。塩は少ないと感じるかもしれないが、薄味にしておくことでたくさん食べられるのと、アレンジがしやすくなるので少量でOK。全体に塩と油を混ぜておくと、火の通りが早くなり甘みも出るのでひと手間加えよう。
鍋に水100mlを加えて蓋をして、中火から強めの中火くらいの火加減で、5分蒸し焼きにしていく。
5分経ったら一度蓋を開けて全体を混ぜる。このままでも食べられるが、さらに柔らかく仕上げるために、もう一度蓋をしてひと呼吸置く。フライパンの温度が再び上がったところで火を止めよう。
そのまま3〜5分放置。「余熱を利用することで、キャベツの旨みがグッと上がって柔らかく仕上がる」と奥薗氏は言う。
5分ほど経ったら器に取り出して完成だ。そのまま食べてもいいし、作り置きの場合は粗熱を取って容器に入れ、冷蔵庫で4、5日は保存できる。
■キャベツってこんなに甘かった…?
かつお節とポン酢をかけて、いただいてみた。キャベツが柔らかくなっていてとても甘い。焼いたキャベツよりも甘さを感じるのは、余熱で2度蒸ししているからだろう。
酸味のあるポン酢との相性も抜群だ。このまま副菜として食べてもいいし、ラーメンのトッピングやスープ、味噌汁にも使える。
一度火を通しているので、そのまま使えてアレンジが簡単にできる点も嬉しい。作り置きしたつもりが、美味しすぎて1度に全部食べてしまった。
■執筆者プロフィール
池田かおるこ:グルメ、レビュー記事をメインに執筆しているライター。
日々の晩酌をいかに美味しく楽しむかは、もはやライフワークに。簡単でコスパ良し、激ウマなお酒に合うレシピを探して実践中。「特別な材料や凝った調理法はなし。でも美味しい」と思えるレシピを中心に紹介します。
・合わせて読みたい→コウケンテツ氏の「キャベツステーキ」が絶品 素材の旨みがこれほど出るとは…
(取材・文/Sirabee 編集部・池田かおるこ)