知人らに誘拐された女性が暴行の末に殺害 ほぼ全裸の遺体で発見される
必死に抵抗したが男らに誘拐され、殺害された40代の女性。誘拐現場には目撃者が多くいたが、救おうとする人はほとんどいなかった。
男2名に自由を奪われるも、諦めず逃げようとした女性。隙を狙って他人の車に飛び込むなどしたが、逃げ切れず殺害されていたことを、『People』などアメリカのメディアが伝えている。
■発見された女性の遺体
今年1月15日、アメリカ・アラバマ州バーミンガムの袋小路で、ジェニース・カーターさん(43)の遺体が発見された。カーターさんはうつ伏せの状態で、服は着ておらず靴下だけをはいている状態だった。遺体を回収し確認した当局は、「ひどく殴られ銃殺されたもの」と断定した。
その後、当局は殺害に関与した疑いで男2名(62、21)を逮捕。犯行動機については分かっていないというが、一人はカーターさんの知り合いだったと見られている。
■監視カメラの映像に衝撃
監視カメラの映像を確認した当局によると、男たちは午前4時にガソリンスタンドに併設されている店を利用したカーターさんに接近。数分後には店から無理やり連れ出し、銃を突きつけた状態で車に押し込み走り去った。
しかしどういうわけか、車はすぐにガソリンスタンドにUターン。隙を狙って車から逃げ出したカーターさんは複数の目撃者に「助けて」と救いを求めたが、通報したのはただひとりだった。
■必死だった被害者
焦ったカーターさんは、近くに停めてある車に駆け寄った。中に入りこんで面識のない運転手にしがみつくなどして救いを求たが、男たちに見つかって無理やり引きずり出されたという。
それでもカーターさんは店の中に逃げようとしたが、男たちは諦めない。すぐにカーターさんに追いつき激しく殴りつけ、そのまま誘拐して殺害に及んだ。
■事件を目撃したら…
人が誰かに襲われているところを目撃しても、「どうすべきなのか分からない」という人は多い。アメリカの複数メディアは、過去に何度か「目撃者がすべきこと」を特集している。
そのなかで伝えられてきたのは、「まずは警察に通報しましょう」「犯人の様子をしっかり覚えておき、外見など特徴を警察に伝えてほしい」「車が逃げた方向、また車種やナンバーなどを覚えておいて」ということだ。
そして一番大事なのは、「自分の安全を第一に考える」こと。絶対に襲われる可能性がないと分かっているとき以外は、「介入しないことが重要」と言われている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)