釣り仲間に銛で襲われた男性が頭に重傷 「俺の魚のほうがデカい」発言で逆鱗に触れ
一緒に仲良く釣りを楽しんでいたはずなのに、酒に酔って話すうちに嫌な雰囲気に…。ひとりが凶行に及び、仲間に重傷を負わせてしまった。
「俺が釣った魚のほうがデカかった」「いや、そんなことはない」ともめたせいで…。40代の男性が釣り用具で襲われて大怪我を負っていたことを、『Thaiger』『Fox News』など海外メディアが伝えている。
■釣りの後にトラブル
3日、タイで暮らすスジットさん(45)という男性が、仲間たちと一緒にナコーンラーチャシーマー県で釣りを満喫。酒を飲むなどして楽しいひとときを過ごしていたが、「ある発言」が原因で友人を怒らせてしまった。
スジットさんの「俺が釣った魚のほうが、お前の魚よりデカいよな」という発言にプライドを傷つけられた友人は怒り始めたが、すっかり酔いが回っていたせいか、スジットさんは「やばいことになった」とは考えていなかったようだ。
■突然の凶行
友人は釣りに用いる突起の付いた銛(ハープーン)を持ち、スジットさんの後頭部に向けていきなり発射。銛は勢いよく飛び、スジットさんの頭に突き刺さった。
その瞬間に「痛い!」と感じ焦りはしたというが、スジットさんはそれでも冷静だった。とりあえずタバコを手にして一服し、少々落ち着いてから仲間の車で病院へ行き、「生きていて良かった」「あとはお医者さんを信じて任せれば大丈夫」と肩をなでおろしたそうだ。
■医師「生きていてラッキー」
病院に到着後、まずはボランティアスタッフがプラズマカッターで銛を速やかに切断。その後は担当の医師が状態を確認し、スジットさんの頭の奥に残る銛をうまく取り除いた。
同医師はメディアの取材に応じ、「今後はレントゲン検査やCT検査などを行って、脳と頭蓋骨への影響を調べる予定」と公表。「生きているなんて、幸運ですよ。銛は耳に到達していたのですから」「もっと右のほうに深く刺さっていたら、脳がやられて死んでいたでしょう」とも説明している。
■逮捕者はまだおらず
痛い目に遭いはしたが、スジットさんは最悪の事態を免れた。まだ警察には相談していないといい、「まずは回復するのを待ちたいと思います」「警察に話をするのはそれからですよ」などと話しているようだ。
友人側の見解とコメント、また現場にいた仲間たちの証言内容については現時点では報じられていない。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)