恋人の男に押され線路に転落した女性が両脚切断　痴話喧嘩が大惨事に発展か

完全に理性を失った恋人に突き飛ばされ、線路に落ちた20代女性。その直後に列車に轢かれて重傷を負ったことを、『New York Post』『NBC New York』などアメリカのメディアが伝えている。

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■恐ろしい事件が発生

9日午前10時25分頃、アメリカ・ニューヨーク州マンハッタンの地下鉄駅で、とんでもない事件が発生した。クリスチャン・ヴァルデズという男（35）が交際中の女性（29）と口論になり激高。列車が近くに来ていたにもかかわらず女性を押し、線路に突き落としたのだ。

女性は直後に列車にはね飛ばされ、病院に救急搬送されたが両脚を失い、現在も入院中だ。この事故による影響は大きく、地下鉄が通常通りの運行を再開するまで数時間を要したと報じられている。

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■容疑者には前科も

ヴァルデズ容疑者は女性を突き飛ばしたあと現場から逃走したが、約10時間後に殺人未遂などの容疑で逮捕された。現地警察が慎重に調べを続けているものの、ふたりがなぜ口論になったのかなど詳細は明かされていない。

ただ容疑者については、以前から暴力的だった可能性がかなり高い。2017年には別の女性とその3歳の娘を刺すなどし、やはり逮捕されていたことが分かっている。

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■目撃者のコメント

イラクで戦ったこともあるという目撃者（48）が一部メディアの取材に応じ、事件直後の様子について「『戦場での経験と訓練を活かし、救えないだろうか』。そう考え様子を見に行ったんです」と語った。

なおこの目撃者は女性が落ち着くよう声をかけたというが、女性は「こんな目に遭うようなことはしていない」と繰り返し、轢かれてズタズタになった部分を見せながら「脚を失ったかも…」などと語ったそうで、意識はあったもようだ。

警察が到着するまで約5分付き添った目撃者は、「無事を祈っています。本当に強い女性ですよ」などと話している。