笠井信輔、50年前に歯科矯正を受けさせてくれた両親に感謝 「アナウンサーへの道が開けた」
50年前に歯科矯正を受けたことが、後のアナウンサー業につながったことを振り返った笠井信輔。費用を工面してくれた両親に改めて感謝をつづっている。
フリーアナウンサー・笠井信輔が14日、Ameba公式ブログを更新。自身の幼少期に、歯科矯正を受けさせてくれた両親への感謝の思いをつづった。
■歯科医師に感謝
兵庫・神戸市北区歯科医師会主催の講演会に出席した笠井。同区の歯科医師会の創立50周年を祝う記念行事での講演のため、来場者は全員歯科医師だった。
笠井は、歯科医師について「もう私としては感謝に堪えない先生方です」と記し、小学2年生から中学2年生までの7年間、歯科矯正をしていたことを明かす。
■母が歯科矯正を決断
じつは幼少期の笠井は、歯がでこぼこに生えている不正咬合の、いわゆる“鬼歯”(叢生=そうせい)であまり歯並びが良くなく、「上の歯よりも下の歯のほうが前に出ていました」と振り返る。
その一方で、人前で何かを発表したり舞台に立つのが大好きだったことから、「そんな私を見て、母が歯科矯正を決断」と、往復2時間をかけて神奈川県内の歯科に通っていたという。
■アナウンサー業は「歯科矯正のおかげ」
50年前とあって現在のような技術はなく、矯正は奥歯の永久歯を抜いて矯正具を装着し、夜間は「ラグビーのヘッドギアのようなものを装着して、無理矢理、下の歯を顎ごと奥に引っ込めるということをやっていました」と明かす。
矯正を7年間続けた効果で歯並びが改善され、「これは母親に感謝です。やっぱり歯並びが悪すぎると、テレビアナウンサーには向いていませんので、どんなにしゃべりが上手くてもハンデとなったはずなんです。私がアナウンサーをやっていられるのも、あのときの歯科矯正のおかげだと思ってます」と感謝した。
■両親に「感謝と尊敬」
じつは笠井の家は裕福な家庭というわけではなかったそうだが、成人後に母親に「歯科矯正のお金ってどうしたの?」と聞いたところ、笠井の祖父で劇作家、脚本家の阿木翁助さんに、両親が借金をして費用を工面したことが明らかに。
「子供の将来を見据えるということは、本当に大変なことです。我が家も3人の息子たちの子育てには苦労のしっぱなしです。それを借金してまで『この子の歯並びを直そう』50年前にそれを判断した両親には感謝と尊敬の念しかありません。そして、歯科矯正が成功したことで、私のアナウンサーの道が開けたことも間違いありません」とつづっている。
■共感の声も
笠井の話に、コメント欄では「壮絶な物語を教えて頂きました…」「素晴らしいお話。忍耐してきてますね」といった声が。
また、同じように幼少期に歯科矯正をしていたという女性から「うちもご多分に漏れず、貧乏でした。だから、とても感謝しています」と共感も寄せられている。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)