馬を盗み自宅アパートに連れ帰ろうとした男 目立ちすぎて住人にバレ逮捕
馬をアパートに連れ込もうとした男が逮捕された。盗難の罪で、最高で5年の懲役となる。
馬小屋から盗んだ馬を、自宅のアパートで飼おうとした若い男が逮捕された。『Oddity Central』や『KAYO FM』などが報じている。
■住民の目撃で発覚
ポーランド北部の町ウェヘロヴォで起きたこの事件は、男の不審な行動を目撃した同じアパートに暮らす住人の通報で発覚したという。
アパート3階に住む19歳の男が、馬を連れて2階にいたところを同階の住人に見つかった。住人はすぐに警察へ通報し、当初はいたずら電話だと思い話に取り合わなかった警察官も、真剣な訴えに重い腰をあげて出動したという。
馬を連れた男は、それを制止する近隣住人たちに囲まれていたが、警察官が到着すると現場から逃走。しばらくして現場に戻ったところを、逮捕された。
■盗難された牝馬と判明
捜査の結果、男が連れていた馬は繁殖牝馬で、近くの馬小屋から盗難された個体だった。
ウェヘロヴォ地区警察本部の広報担当者アネッタ・ポトリクスさんは、男は馬を盗み自分の住むアパートの3階に連れ帰ろうとしたところを住人に見つかり、口論から通報に至ったと説明した。
さらに「彼はこの行動がどれほど周囲に目立つか全く考えなかったようですし、成長した大きな馬をどうやって2LDKのアパートで飼うか、考慮していなかったようです」と、余りにも計画性のない男の犯行について呆れた様子を示した。
■5年の実刑の可能性も
警察によると、男が盗んだのは3,800ドル(約57万円)ほどの価値のある血統馬で、盗難届を出していた飼い主のもとへ返された。
飼い主は地元メディアに「つがいの牡馬も精神的なダメージを負いました。牝馬のストレスも含め、良くなるまで少し時間がかかります」と語っている。
犯人の男については、近隣住人に問題児と呼ばれるトラブルメーカーで、以前から馬小屋の周辺で不審な行動が目撃されていた。
盗難事件を受け、男が有罪となれば、最高5年の実刑判決が下される可能性がある。
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)