『ゴジラ−1.0』米アカデミー賞で快挙 制作現場の“裏話”に『VIVANT』ディレクターも衝撃「まさかこんなに…」
米アカデミー賞で、アジア作品として初の視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』。その映像制作について、ドラマ『VIVANT』のディレクター・宮崎陽平氏が改めて驚きの声をあげている。
■トリック撮影などを駆使
また、船が大きく揺れるシーンなどでも、巨大セットを動力で揺らすといった大掛かりな撮影ができないため、セットではなくカメラを動かし、出演者によるアクションと組み合わせるというトリック撮影で表現。
銀座の街にゴジラが出現するシーンでは、大きな駐車場に最低限のセットのみを作り、足りない部分を全てデジタルで合成して、街中でゴジラが暴れる様子を再現したという。
■「まさかこんなに…」改めて感嘆
今回の他のノミネート作には、予算が2億ドル(約249億円)以上ともいわれる作品もある中で、『ゴジラ-1.0』の予算は1,300万ドル(約19億円)から1,500万ドル(約22億円)ほどとの説もみられる。
宮崎氏は、「限られた日本映画の予算の中で、アカデミー賞視覚効果賞ノミネートまでに至った山崎組と白組の作業過程が素晴らしい。まさかこんなに限られたリソースで撮影されていたとは…」と改めて感嘆の声をあげている。