阪神タイガースOP戦9連敗に佐藤義則氏が警鐘 「本番でズルズル行く可能性も…」
阪神タイガースが読売ジャイアンツに敗れオープン戦9連敗。佐藤義則氏は「いつでも勝てると思ったら大間違い」と警鐘を鳴らす。
元阪急ブレーブスの佐藤義則氏が、自身のYouTubeチャンネルで10日の試合に敗れてオープン戦9連敗となった阪神タイガースに警鐘を鳴らした。
■10日の阪神対巨人戦を振り返り
10日に甲子園球場で行われた阪神タイガース対読売ジャイアンツのオープン戦を振り返った今回の動画。
現役通算165勝で、ダルビッシュ有投手や田中将大投手を指導したことでも知られる佐藤氏は、元ピッチングコーチの視点から阪神の投手陣を中心に解説を加えた。
■9連敗に警鐘
阪神がオープン戦9連敗でまだ1つも勝っていない現状に佐藤氏は「何回も言うけど、ズルズル行く可能性はあるからね」と警鐘を鳴らす。
続けて「本番になっても7回、8回になって、『あっ』と思って逆転されたりね 。もう1回中継ぎ抑えを使って勝つことをやっていかないと、選手が自信をなくしていくよね。7回、8回になって『どう?』って思いながら投げることも出てくるんで、早く勝ちパターンで抑えて、流れに乗れたら」と分析した。
■投手陣の失点の多さに苦言
オープン戦で阪神投手陣の「失点の多さ」が目立っていることについて佐藤氏は「そうだな、簡単にタイムリーを打たれるというところもあるけどね。エラーもあったけど、結局フォアボールが絡んだりそういうケースが多い」と指摘する。
そして「今年に関していうと、5球団が阪神を倒せとかかってくるんで、やっぱり気を引き締めていかないと。いつでも勝てるなんて思ったら大間違いで。評論家は阪神のピッチャーが良いというけれど、観るかぎりでは球が高いし、抑えてないし」と語った。