襲いかかる男から凶器奪い刺殺した女性 「勇気を称え」正当防衛と認定
コインランドリーで男に襲われた女性。抵抗して刃物を奪った末に男を刺し殺してしまったが、正当防衛が認められた。
アメリカで、乱暴目的で女性に襲い掛かった男が返り討ちに遭い、死亡した。『People』『Fox News』などが伝えている。
■襲われた女性が反撃
3日午後3時頃、ルイジアナ州在住の女性がコインランドリーを訪れ洗濯をしようとしたところ、男(40)が入ってきて刃物を突き付けた。
そのまま乱暴されそうになったため、女性は激しく抵抗。もみ合うなかで必死に刃物を奪い、男に突き刺した。男は床に倒れたまま動かなくなったという。
■刺された男が死亡
その場から逃げた女性が警察に通報し、駆けつけた警察官らがコインランドリー内で倒れている男を発見した。男の刺された箇所は公表されていないが、深い刺し傷があり、すでに意識がない状態だった。
男は急いで病院に搬送されるも、死亡が確認された。女性もケガをしていたそうで、病院で治療を受けて順調に回復しているという。
のちの捜査で、女性を襲った男は性犯罪者リストに登録されており、「いわくつきの人物」だったことが判明した。
■正当防衛が認定される
警察の発表によると、男は性犯罪歴が複数あるそうで、2003年7月に未成年者へみだらな行為をしたとして有罪に。また2008年5月には強姦未遂、強盗未遂などで有罪判決を受けている。
男は上記の刑で服役していたが、2023年12月21日に釈放されている。釈放からわずか2ヶ月ほどで犯行に及んだこともあって、本件での女性の「反撃」は正当防衛と認定された。
担当の警察官は、「乱暴されそうになっても、犯人に立ち向かい、反撃した女性の勇気と強さを称えたいと思います」「女性の1日も早い回復を祈っています」などと各社取材に答えている。
■再犯者の釈放に疑問の声も
このニュースが報じられると、ネット上では「良くやった! 女性は悪を撃退したヒーローだ」「反撃した女性の勇気に感動した」「悪いことをすれば、いずれ自分に返ってくる良い例」などと、女性を称賛する声が集まった。
他にも、「性犯罪者は更生できないことが分かっただろう」「裁判所の代わりに女性が男を死刑にした」「典型的な再犯者。そもそも男の釈放を許可した裁判所や警察に責任はないのか?」などと言った声もある。
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(取材・文/Sirabee 編集部・宮 ちてら)