『ちびまる子ちゃん』まる子役のTARAKOさん死去 “好きだった言葉”で共演者が追悼
『ちびまる子ちゃん』まる子役のTARAKOさんが今月4日に死去。スタッフによれば「最後まで病棟でも収録をしたいと意欲的」だったといい…。
■後任は検討中
1990年1月7日に放送を開始した『ちびまる子ちゃん』。初回から34年間にわたってまる子役を演じてきたTARAKOさんが亡くなり「これまでの多大なるご功績に感謝するとともに、謹んで哀悼の意を表します」と伝える。
TARAKOさん出演の最後のエピソード「まる子、水の味がわかる?」の巻は、24日に放送予定。
「このエピソード以外は、3月10日(日)以降当面の間、過去に放送した作品を改めてお送りいたします」「なお、後任の声優、後任による放送開始時期については現在対応を検討しているところです」と説明した。
■「最近までお会いしてたのに…」
訃報を受けての共演者らのコメントも掲載。
お父さん役の屋良有作は「タラちゃん、突然のお別れに言葉が見つからず、ただ茫然とするばかりです。つい最近まで、毎週収録の度、スタジオでお会いしていたのに」とショックを受けつつ「タラちゃん、今まで本当にたくさんありがとう! どうか安らかにおやすみ下さい」と天国のTARAKOさんに呼びかけた。
■TARAKOさんの好きだった言葉
おばあちゃん役の佐々木優子も「明るくて、楽しくて、人にも動物にも、命あるすべてに愛をふりそそぐ人でした。でも、こんなに急に、突然、婆さんより先に逝ってしまうなんて…そこだけは親不孝者だよ、まる子や…」とショックを隠せない。
お姉ちゃん役の豊嶋真千子は、思い出を振り返りながら「『さよなら』の代わりにTARAKOさんの好きだった言葉を。『ありがとう、またね~!』」と伝えた。
■「『ちびまる子ちゃん』そのもの」
さらに、スタッフからも。TARAKOさんは「『ちびまる子ちゃん』そのものでした」といい「TARAKOさんは、収録現場でも常に周りを思いやり、温かく、明るく元気に場を和ませてくださる方で、“ちびまる子ちゃん”の天真爛漫で、家族や友達から愛される姿、そのものでした」と明かす。
「最後まで病棟でも収録をしたいと意欲的で、大きな愛情をもって『ちびまる子ちゃん』に向き合ってくださいました。急な訃報に驚きを隠せませんが、TARAKOさんが演じてくださった“ちびまる子ちゃん”をこれからも温かく、大切に描き続けていきたいと思います」とした。
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(文/Sirabee 編集部・荒井どんぐり)