娘による同級生いじめが発覚 罰に悩む母親に「根本的な過ちに気付かせて」

修学旅行を間近に控えた娘が、いじめの加害者だったことを知った母親。娘は旅行のために必死に貯金していたが、両親は罰を考えており…。

親子・母親・娘・母子

近年、子供たちの間で起こるいじめは深刻化する一方だ。わが子が加害者でも被害者でも、親のショックは相当なものだろう。

このたびある女性の悩みに世間の人々が関心を集めていることを、アメリカの『People』が報じた。


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■修学旅行のため必死に貯金

海外の人気掲示板『Reddit』に、ある女性が「修学旅行を目前にして、15歳になる娘エラのいじめが発覚しました」といった衝撃的な話を書き込んだ。

女性と夫は社会勉強として「修学旅行に参加したいなら、自分で半額出させよう」と決めており、エラさんは昨年から貯金に励んできた。5歳と9歳のきょうだいたちの子守りや勉強を教えたり、掃除をするなどして、小遣いを必死に貯めたという。

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■娘がいじめの加害者に

エラさんは見事に目標金額を貯め、両親は修学旅行参加の同意書にサイン。だがその矢先、エラさんが精神疾患を患う同級生の女子生徒をいじめていることが発覚した。

悪口を書いたメモを渡す、適当な噂を広める、さらに掲示板に女子生徒について投稿するなど、行いは卑劣なものだった。

「エラを正しく育て、誰に対しても敬意と優しさを持って接するよう教えてきたつもり」と明かす女性は、強いショックを受けた。

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■罰として旅行のキャンセルを検討

エラさんは短期間の停学処分となったが、女性と夫は「もっと厳しく対応するべき」と判断。いじめを受けていた生徒も修学旅行に参加予定のため、夫妻は「罰として(エラさんの)旅行のキャンセルを検討している」と明かした。

周囲の友人からは「せっかく頑張って稼いだのに、それはかわいそう」と言われたが、女性は「他に効果的な罰が思い浮かびません」という。

また旅行先で再びいじめを働くのではないかという心配もあるそうで、「皆さんは罰についてどう思いますか?」と掲示板ユーザーに意見を聞いている。

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■「罰より過ちに気付かせて」

女性の考えた娘への罰に対し、賛成派からは「貯金した=旅行できる。いじめをして傷付けた=参加できない。すべての行動には結果が伴う」「ここは厳しく対処すべき」といった声が寄せられた。

また「親が旅行に同行して、娘に恥をかかせたらいい。信用を失うことのつらさを理解するべき」との案も出た。さらに「旅行をキャンセルするだけでは、いじめが被害者を深く傷付けているという根本的な過ちに気が付かない」といった声もある。

そのため「いじめによる精神的な影響を親子で学び、エッセーを書かせボランティアに参加するなどしない限り、同じことを繰り返すと思う」とのコメントは、多くの人が支持した模様だ。

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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

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