「うるう日」2月29日が誕生日の母子が話題 1984年と2024年生まれの不思議な偶然

2月29日に生まれた女性が、今年の同日に女児を出産した。母子ともにうるう日に生まれたこととなる。

2024/03/09 07:00

赤ちゃん・母親・出産

家族で誕生日が同じという例はそう珍しくはないが、ある一家はなんと母子が揃って4年に一度のうるう日に誕生したという。アメリカの『People』や『abc』などが報じている。


関連記事:自分たちの誕生日に赤ちゃんを迎えた夫婦 およそ13万分の1の激レア家族に

■母親は40年前の2月29日に誕生

話題になっているのは、アメリカ・ノースカロライナ州に暮らす医師のカイ・サンさん(40)。デューク・ヘルス大学の医学助教授で、リウマチ専門医も勤めている女性だ。

カイさんは40年前、うるう日の2月29日に誕生。昨年、夫のマイケル・パイクさんとの間に3人目となる子供を妊娠した。

だが予定日を3日過ぎても陣痛は起きず、医師と相談し、促進剤を使用して陣痛を誘発させることにしたという。

関連記事:2つの子宮で妊娠した女性が双子を出産 100万分の1の希少ケース

■娘も2月29日に誕生

そして2月29日の朝5時過ぎに、クロエちゃんと名付けられた3,090グラムの元気な女の子を出産。夫妻は以前から「この子も同じ日に生まれたら面白いね」と話していた通り、母子ともにうるう年のうるう日に誕生となった。

カイさんは約1年前に流産を経験していたこともあり、夫妻はクロエちゃんについて「将来、特別な日に生まれたからではなく、自身が特別な存在だということを知ってほしい」と明かしている。

関連記事:全員が「11月18日生まれ」になった一家 第1子が出産予定日を大幅に過ぎて誕生し…

■不安も多かった出産

クロエちゃん出産までの道のりは、決して平坦なものではなかった。初期には超音波検査で異常が見つかったほか、カイさんが新型コロナウイルスに感染。さらに妊娠後期に入り転倒してしまうなど、その影響が心配されていた。

カイさんは「これまでいろいろなことがあり、生まれるまでずっと緊張していました」と心境を語っているが、今ではすべてが順調に進み安堵しているという。「担当してくれた医療チームがとても親切で協力的で、心から感謝しています」と述べている。

関連記事:高橋ユウ、第2子男児出産 初の陣痛・経膣分娩は「想像を超える壮絶な時間」

■うるう日に生まれる確率は?

カイさんは退院し、「クロエのきょうだいであるカリス(5)とケイレブ(3)、さらに祖父母に会わせるのが待ちきれない」と心待ちにしている。

帰宅後は家族がカイさんの誕生日パーティを行ってくれる予定だそうで、「もちろんケーキも食べますよ」と興奮気味だ。

なお、ある専門家が計算したところ、うるう日の2月29日に生まれる確率は0.000684%と、極めて低いことが分かっている。

・合わせて読みたい→自分たちの誕生日に赤ちゃんを迎えた夫婦 およそ13万分の1の激レア家族に

(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ

暦の歴史【Amazonでチェック】