【オリ熱イズム2024】侍ジャパンでも存在感を示したオリックス勢 紅林弘太郎・宮城大弥・山下舜平大が続々とトレンド入りの活躍
『カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表』でのオリックス紅林弘太郎・宮城大弥・山下舜平大の活躍が話題に。期待の声が高まっている。
野球日本代表の侍ジャパンは6日から2日間に渡って『カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表』という強化試合を京セラドーム大阪で開催した。オリックスからは、昨年のWBCにも出場した宮城大弥のほかに、山下舜平大、紅林弘太郎が初の代表入りを果たした。
■山下が順調な仕上がり
まず6日の初戦では、3回から宮城が2番手で、6回からは山下が4番手でマウンドへ。宮城は2イニングを24球、無安打、奪三振2の無失点という貫禄あるパーフェクトピッチングを見せる。
今年の秋に開催される世界野球プレミア12や2026年に開催予定のWBC、2028年のロサンゼルスオリンピックのエースとして期待されている山下は、=最速159キロのストレートで京セラをどよめかせると、カーブ、フォークといった変化球も披露し、2イニングを33球、被安打1、奪三振2、無失点とこちらも圧巻の内容で代表デビューを飾っている。
選考されたときには「日本の代表としての誇りを持ち、全力で戦えるようにしっかりと準備したい」と話していたが、今年初の実戦登板が代表でのピッチングになったが、順調な仕上がりをアピールしている。
■紅林は2試合フル出場
そして2試合を通じてフル出場を果たしたのが、野手の紅林だ。
昨年の秋に開催された『2023 アジア プロ野球チャンピオンシップ』に選ばれたものの、ポストシーズンで手を負傷した影響で泣く泣く辞退。同大会には紅林のユニフォームがベンチに掲げられており、本人にとっては強化試合とはいえ、悲願の侍ジャパンデビューとなった。
初戦はWBCにも出場した西武の源田壮亮がスタメンでショートだったため、シーズン中にはあまり守らない6番サードでスタメン出場。初打席でいきなりタイムリーを放つと、4回にも内野安打を放ち2安打。守備でもファインプレーを見せるなど、代表として大いにアピール。
2戦目は6番ショートでスタメン出場すると、安打性の強い当たりがエラーになり、これでランナーが返ったため貴重な追加点となった。
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■オリックス勢の活躍が光る
初戦では、紅林と山下がヒーローインタビューにも登場。紅林はオリックスのヒーローインタビューとは違って、真面目モードだったが、質問の答えに困った山下の「最高でーす」で表情を緩めていた。
吉田正尚、山本由伸という球界を代表していた選手がいなくなっても活躍を見せたオリックス勢にSNSでは早速反応。「紅林くん」「宮城くん」「ペータ」「舜平大」といったワードが2日間に渡ってトレンド入りを果たしている。とくに代表争いが激しい内野手で爪痕を残した紅林を期待する声が大きかったのが印象的だ。
プレミア12に選考されるには、今シーズンも怪我をすることなく結果を残す必要なだけに、まずはチームに戻って、シーズンに向けた準備に全力を注いでもらいたい。そのためにも今回の代表入りで山下とともに世間的な知名度を上げたのは大きいと言っていいだろう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・どら増田)