堀江貴文氏、1000円以下のラーメンは「狂気の沙汰」 激安飲食店の仕組みを説明
函館の飲食店に激怒する梅沢富美男のニュースを見た堀江貴文氏。値上げには肯定的で、海鮮丼の価格は「安すぎたと思う」と話した。
「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏が6日、自身の公式YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』を更新。安いメニューを展開する飲食店への所感を述べた。
■堀江氏の指摘
堀江氏は、俳優・梅沢富美男のニュースに言及した動画をアップ。
北海道・函館の飲食店で海鮮丼などが値上げしたことに不満を漏らしたというニュースだったが、堀江氏は値上げに肯定的で「正直、海鮮丼の価格ってこれまで安すぎたと思うんですよね」と異なる意見を述べる。
回転寿司店でも安いメニューが展開されていることに触れつつ「(本来は)あんな値段で食えるわけねぇんだよ!」と指摘し、値上げで騒ぐ人に向けて「もともとの価格が異常だったってことに気づいたほうが良い」と訴えた。
■激安の飲食店は「おおいに迷惑」
さらに、「『行列のできる安い店』なんていうのがテレビで出たりとかしますけど、じつはこれもすごい問題で」と続ける堀江氏。
「激安の定食屋とかありますけど、あれって例えば、不動産が自分のもので家賃かかってなくて、しかも年金生活してるおばあちゃんとかしかできないんですよ」と話す。店舗を借り、従業員を雇ってきちんと労働基準法を守ろうとしたら低価格のメニューを出すことは難しいと強調した。
不動産を持って年金生活をしているような一部の人だけが安売りできると説明し、「普通にやってる飲食店からしたらおおいに迷惑ですよ」と、価格競争をする飲食店の気持ちを代弁した。
■ラーメン1,000円以下は「狂気の沙汰」
飲食店で低価格のメニューを販売する難しさを語った堀江氏は、今の日本の飲食業界に「安すぎます、正直」と私見。
「日本って、たとえばラーメン1,000円以下で食べられるけど、狂気の沙汰ですよ」とラーメン店の安さを取り上げ、「労働基準法守って、ちゃんとやったらそんなことなかなかできないよね」と所感を伝えている。
■値上げに賛否
堀江氏の動画を見た視聴者からは、「労基守って賃金上げるには価格に反映させてもっと儲けないと無理。だから堀江氏の言うことは正しい」「値段高くして需要あるなら全然変更していいですね」と共感の声が上がる一方で、「賃金が低いからそんな払えん」との声も。
ラーメンの話についても「100〜200円上げるくらいなら別にいい」「ラーメン2〜3,000円出しても食べたいって人もいるんだからそれでいいと思う」「言ってる意味は理解しますが、普通の会社員にはラーメン1,500円だと厳しいのか現実」と意見が分かれている。