埼玉大学の前期入試に2年前と全く同じ設問、出題ミスの物議醸すも… 大学は「お答えできない」
埼玉大学の入試問題に2年前と全く同じ問題が登場。多くの受験生の間で「出題ミスでは」と話題になった出題をめぐり、関係者に話を聞いた。
「あっ、これ進研ゼミでやったところだ!」というフレーズは声に出して読みたい日本語だが、最後に使った時期を「もう思い出せない」という読者が大半だろう。
しかし現在ネット上では、埼玉大学の入試問題に出題された「驚きの1問」を受け、同フレーズによく似た驚きの声を上げる受験生が続出しているのだ。
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■「2年前と全く同じ」と受験生驚き
今回注目したいのは、Xユーザー・つみきさんが2月25日に投稿した1件のポスト。
「埼玉大学さん、英語で2年前と全く同じ問題を出題してしまう」と意味深な1文の綴られた投稿には、試験問題の用紙と「赤本」の呼び名でお馴染みな大学入試過去問題集の1ページが写った写真が添えられている。
どうやらこちらは「英作文」の設問のようだが…なんと、ポスト本文にあるように「全く同じ問題文」が確認できたのだ。
■「そんなことある?」と驚きの声
正確に言えば「traveling」(travelling)の綴りが異なる…という相違点があるのだが、それ以外は全く同じ2つの問題は、ネット上で大きな話題に。
前出のポストは投稿から1日足らずで5,000件近くものリポストを記録し、他のXユーザーからは「そんなことあるのか」「これ出題ミス?」「大学側は意図的なのかな」など、驚きの声が続出。
現役の埼大生と思われるユーザーからは「弊学、最近炎上し過ぎているので、鎮火のために一旦ヴェネツィアになるくらいまで水かけた方が良い」「埼玉大学、話題性に事を欠かないことで指定国立大学狙ってるらしいね」など、(埼大生らしい)ウィットに富んだ分析の声が上がっていた。
そこで今回は「2年前と全く同じ問題」が出題された是非をめぐり、「入試過去問活用宣言」の担当者、埼玉大学、予備校関係者に詳しい話を聞いてみることに。