子供の学級閉鎖を理由に仕事を休むのは理解できる? 男女の意識差も
新型コロナウイルス「第10波」とインフルエンザの流行で学級閉鎖も多い今。それを理由に仕事を休むのは…。
■学校で流行ると学級閉鎖も
学校で流行が拡がると、学級閉鎖や学年閉鎖に至ることも。これはとくに共働きの子育て世代にとっては一大事だ。夫婦どちらかの職場がリモートワーク可ならまだ余裕があるが、そうでなければ仕事を休むことも視野に入ってくる。
コロナ禍以降は日本の働き方も変化しているが、子供の学級閉鎖を理由に仕事を休むことについて、世間はどのように考えているのだろうか。
■8割が「理解できる」
Sirabee編集部が、2月16〜18日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「子供の学級閉鎖と休暇」について調査したところ、子供の学級閉鎖を理由に仕事を休むことについて「非常に理解できる」と答えた人は26.6%だった。
最も多かった答えは「やや理解できる」で52.5%。8割が、基本的には理解できるようだ。「あまり理解できない」は16.3%。「全く理解できない」は、わずか4.6%だった。
■男女の意識差も
今回の調査結果は、男女でも意識差が見られる。「非常に理解できる」との回答は、女性では男性より14ポイント近く多い33.6%。
男性では、およそ3割が「理解できない」と答えた一方で、女性で理解できない人は1割強。男性の家事・育児への参加が進んでいるとはいえ、まだ意識の違いは拭いきれないようだ。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)