ひろゆき氏、『セクシー田中さん』問題で誰が悪いかの議論「意味がない」 “思い込み”の指摘も
ドラマ『セクシー田中さん』をめぐる問題について、西村博之氏が言及。日本テレビの社内に特別調査チームも設置されたが、議論については「あんまり意味がない」と語る。
インターネット掲示板「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」創設者のひろゆきこと西村博之氏が29日未明、公式YouTubeチャンネル『ひろゆき,hiroyuki』にて生配信を実施。日本テレビ系ドラマ『セクシー田中さん』をめぐる問題について言及した。
■ドラマ化をめぐりトラブル
『セクシー田中さん』をめぐっては、原作者で漫画家の芦原妃名子さんが、ドラマ化の際に「漫画に忠実に描いてほしい」とし約束していた条件が守られず、第9話、10話については全く意図が伝わらなかったため、自ら脚本を書き下ろさざるを得なかったことなどをSNSで説明していた。
その後、芦原さんはSNSの投稿を削除。「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」との言葉を残し、1月29日に栃木県内で亡くなっているのが見つかった。
■「誰が悪い」議論は「意味ない」
日本テレビでは、この問題について社内に「特別調査チーム」を設置することを発表。ひろゆき氏は、この件について質問が寄せられると「テレビ局と小学館で、原作を変えないみたいな契約書が存在しなかったって話なんですよね」と言及。
「小学館が悪いとか、テレビ局が悪いとかって言ってる人たちがいるんで…『誰が悪い』という議論を今しても、あんまり意味ないと思っているんですよ。誰が悪いって分かったとして、『それで何なの?』っていう話で。もう(原作者が)生き返る訳じゃないじゃないですか」と話す。
■「契約書」の意義
さらに、「どうするべきかっていうと、漫画家がテレビ局とちゃんと交渉して、契約書を作るっていう、大人としても当たり前のことをやるしかないと思う。『小学館の人に言ったら思い通りの契約書を作ってくれるだろう』という思い込みが問題だった」と指摘。
「自分で契約書を作らなかったら、どうなるか分からんよね、っていうのが大人の社会。何か揉めごとがあったときに、『契約書はどうなっていますか』で基本的には物事が決まる」と説明する。
「漫画家の人が、契約という仕事をするのができないと思い込んでいる人が多い」とし、「大人である以上、自分で契約書を見れないんだったら弁護士を立てればいい」「誰であれ、大人というのはすべて契約書というものを作って契約するものであるという至極当たり前の常識を、きちんと皆さんが理解したほうがいいと思う」と語っていた。