【DeNA】“4代目キャプテン”・牧秀悟が目指す優勝への舵取り 「とにかくコミュニケーションを取って」
横浜DeNAベイスターズの新主将・牧秀悟が、沖縄での春季キャンプを終えて横浜スタジアムに帰還。必勝祈願のイベントで意気込みを語った。
■キャプテンの重責
28日に行われた必勝祈願のイベントでは、南場智子取締役球団オーナーをはじめとする木村洋太代表取締役社長、萩原龍大取締役チーム統括本部本部長らのフロント陣と、三浦大輔監督、青山道雄二軍監督兼外野守備走塁コーチとともに、最前列で参列した牧秀悟。
その後は選手として唯一お供えを納めるなどの大役も務めあげ、「身が引き締まり、これから始まるんだなっていう気持ちになりました」と気合の入った表情を見せながらも、「キャプテンってやること多いんだなと、改めて感じました」と、責任の重さも実感していると吐露した。
■投手陣の情報もインプット
キャプテンとして、キャンプでは「最終クールではベテランの方も来ましたけど、それまでは若い選手が多かったんで、とにかくコミュニケーションとってやるっていうのがまず第一だなって考えて、去年以上に取り組んだところかなと思います」と、主に下の世代との接点を多く持ったと告白。
続けて「話せる人とはけっこう話せましたし、ピッチャーの方の今の状況っていうのを、すれ違った時とかにちょっとだけ聞いてみたりとかは、多少なりともできたんじゃないかなと思います」と、今までとは違って投手陣の情報も随時インプットしている。
「これから試合も始まりますし、いろんな人とコミュニケーションを取っていきたいなと思います」と、多角的にアンテナを張っていきたいと意気込んだ。
■連続打点王へ
沖縄では「個人よりもチームのことを見ていたキャンプでもあったんですけど」と振り返りつつも、「本当にいつも通りというか、今年も自分としてはいい感じで来てるんじゃないかなと思います」と、個人的な仕上がりも順調な様子。常日頃から公言している打点へのこだわりにも「そこだけはブレずにやっていきたいです」と、2年連続の打点王は誰にも譲らない覚悟を示した。
チームメイトには「皆さんすごくいい準備をしていると思いますし、またこれからも競争意識やバチバチ感があるんじゃないかなと思います」と、本州でのオープン戦でのサバイバルレースにも目を向けた。
そして「この1ヶ月っていうのは、チームを作るのにすごく大事になるんで、いい競争をしながら強いチームを作っていきたい」と、意気込んだ新主将。佐野恵太元キャプテンとは違う“牧流”の手法で、26年ぶりの頂点へ向けての航海の舵を取る。
■執筆者プロフィール
萩原孝弘:1971年生まれ。生まれも育ちも横浜の生粋のハマっ子で、大洋が横浜に移転して以来、一貫してホエールズ〜ベイスターズファン。
23年のオフィシャルイヤーブックもライターとして参加した。あくまでもファン目線で、独自のインタビューコラムや記事を各媒体で執筆中。
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(取材・文・写真/Sirabee 編集部・萩原孝弘)