みかん缶のシロップを完全再現した飲料、開発エピソードが最高 「脳内に思い出す」懐かしむ声
日清ヨークの「あの日飲みたかった みかん缶シロップ」が話題を呼んでいる。同商品を企画した担当者に話を聞いてみると…。
■入社1年目の社員が考案
日清ヨーク株式会社によれば、同商品を企画したのは2023年4月に新卒で入った入社1年目の社員だという。今回は、画期的飲料を企画した担当者に話を聞いた。
話題の商品を考案した経緯に関して、担当者は「新卒で入社してすぐに紙パック飲料(450ml)の新商品開発を担当しました。入社したばかりで右も左も分からない状態だからこそ、とにかくお客様の視点に立ち、思わず『わかる!』と共感を呼ぶ商品を作りたいと考えを巡らせていたところ、子供の頃にわくわくしながら飲んだ『みかん缶のシロップ』を商品化するアイデアが思い浮かびました」と説明する。
老若男女問わず懐かしさを抱く商品のようだ。担当者からは、「みかん缶のシロップをわくわくしながら飲んだり、親に飲むことを制限されたり、兄弟姉妹で取り合いになったりと、懐かしいエピソードをお持ちの方も多いのではないかと思います。あの日憧れた味を思う存分飲める夢のようなドリンクを目指し、本商品の開発をスタートしました」というコメントが寄せられている。
■細部までこだわりが…
みかん缶のシロップは甘みが強い。子供の頃は気にせず飲めても、大人になったいま飽きずに飲めるのだろうか。
こちらの疑問に関して、担当者は「450ミリリットル最後までお楽しみいただけるすっきりとした味わいでありながら、シロップならではの優しい甘みも感じていただけるバランスを追求しました。普通のみかんジュースとは違う、みかんの風味や舌がキュッとなる酸味を再現することでみかん缶シロップらしさを表現しています」と話す。
パッケージには大きなみかん缶のイラストが印字されており、興味をそそられる。このデザインにも時間をかけたようだ。
担当者からは、「飲料売り場で『こんなところになぜみかん缶が置いてあるの?』と疑問を持ち、手に取っていただけるよう、立体感などよりリアルに見せるため、最後の最後まで修正を重ね細部にまでこだわりました」というコメントが得られた。
「あの日飲みたかった みかん缶シロップ」はコンビニのみの販売で、期間限定商品。興味のある人はできるだけ早めに飲んでほしい。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『正直不動産2』(NHK)、『院内警察』(フジテレビ系)、『不適切にもほどがある!』(TBS系)。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)