千葉の最強駅弁「マンヨーケン」、“60年間味が変わらない弁当”が最高 目から汗が出る…
1928年から愛される千葉駅の駅弁「マンヨーケン」。ネットでは、「時代にこびない弁当」と称賛の声があがっている。
総武線、成田線、外房線、内房線などの電車が乗り入れる、千葉県庁所在地の千葉駅。近年、駅構内は建て替えが進み、様々な飲食店や惣菜店が並んでいる。
そんな千葉駅でしか食べられない昔懐かしの駅弁があって…。
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■千葉が誇る最強駅弁「マンヨーケン」
今回紹介するのは、「マンヨーケン~千葉駅の駅弁屋~」だ。「マンヨーケン」は1928年に旧国鉄時代の千葉駅(現在の総武線・東千葉駅近く)で「万葉軒」としてオープン。
「万葉弁当」「トンかつ弁当」「菜の花弁当」など様々な弁当を販売し、地元民や千葉を訪れた人達の胃袋を満たしてきた。現在は、「マンヨーケン~千葉駅の駅弁屋~」とブランド名を変え、千葉駅構内の「ペリエ千葉 エキナカ店」で販売している。
■「時代にこびない弁当」という声も
同店の名物が「トンかつ弁当」。ソースを浸した薄めの豚ロースカツが特徴的で昭和40年(1965年)頃の発売以来、約60年間味を変えていない。そのため、令和になっても「マンヨーケン」の昔懐かしの弁当を愛する人は多い。
ネット上では、「半世紀以上具もパッケージも変わっていない時代にこびない弁当」「薄くて食べやすいところに味が凝縮しているので再度食べたくなる」「マンヨーケン買って公園のベンチで食うだけのために千葉県まで行ったことあります」「ちょうどいいうまさと、めっちゃうまいの間の黄昏にいる味でいいのよ」など、絶賛する声があがっている。
多くの人を虜にする「トンかつ弁当」の味を確かめることにした。
■目から汗が出そうな「ノスタルジーな味」
包み紙には、黄色をバックにエプロンを身に付けたブタのイラストが描かれている。創業以来、変わらないデザインとあって、どことなくレトロに感じる。
中身は、白いご飯に大きなトンかつが一枚と非常にシンプル。もともと味はついているが、付属のソースをかけていただく。
昨今、駅弁のトンカツは分厚いものが多いが、「マンヨーケン」のトンかつは薄め。しっとりした食感で、噛めば噛むほど味が染み出てくるので、ご飯を食べる手が止まらない…。
いい意味で、多くの人に馴染みある「駄菓子感」があるため、不思議と懐かしい感覚に見舞われる。思わず目から汗が出そうになってしまった…。
カツの横には、タケノコ煮としば漬け、ごま昆布が添えられている。タケノコはゴロッとして歯ごたえがあるので、しっとりしたトンかつの良いアクセントになる。
千葉駅を訪れた際は、どこかノスタルジーな感覚になる「マンヨーケン」のトンかつ弁当をぜひ食べてほしい。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。
チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。
今期の推しは、『正直不動産2』(NHK)、『院内警察』(フジテレビ系)、『不適切にもほどがある!』(TBS系)。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)