武島たけしの時短で味染み「たぬき大根」 意外な素材の組み合わせが激うまでクセになる…
武島たけしの「たぬき大根」は短時間で箸で切れるほど大根がやわらかに。おかずにもおつまみにも最高の煮物。
大根を使った煮物はじっくり火を通せばやわらかくて最高に美味しい。しかし、下茹でして水から茹でて20分ほどかかる。料理研究家、武島たけし氏が紹介していた「たぬき大根」は時短で味染み、大根が箸で切れるほど柔らかくなるという。編集部でも作ってみた。
画像をもっと見る
■意外な食材で作る煮物
材料はこちら。
大根:400g
天かす:20g
長ネギ:適量
なると:半本
なるとと天かすで作る煮物とはめずらしい。調味料は和食の基本ともいえるものばかり。
出汁:3カップ(ほんだし小さじ1と1/3)
しょうゆ:大さじ3
みりん:大さじ3
砂糖:小さじ1
手軽に作りたい場合は、味付けはめんつゆで代用してもOKだ。
■レンチンで下茹で
大根は皮をむいて、2cm幅にカットしさらに半分に切る。煮物に使う場合は、皮を厚めにむいた方が味が染みやすい。下茹での代わりに電子レンジを使う。耐熱皿に大根を並べて大さじ1の水を加えて、ふんわりラップしたら600wで6〜7分ほど加熱しよう。
大根に爪楊枝を刺してすっと通るくらいまで加熱して欲しい。
なるとは7〜8mmの厚さ、長ネギは小口切りにする。
鍋に出汁、砂糖、みりん、しょうゆ、大根を入れて火をつける。沸いてきたら20分ほど煮つめていこう。蓋はしなくてOK。
20分経ったら、なるとと天かすを2つかみほど入れて5分煮る。なるとがほんのり色づいて適度に味が染みていれば完成。器に盛り付けて、追い天かす、長ネギを散らそう。
■大根やわらか、コクと旨みがすごい…
七味唐辛子はお好みで。
大根は箸で切れるほどやわらか。具材は大根となるとのみだが、天かすがかなりいい仕事をしている。最初に加えた天かすがコクと旨みをもたらし、追い天かすはサクッとした食感のコントラストに。味染みの大根ともちっとした食感のなるとが最高に美味しい。
20分ほど煮込むだけで味の染みた大根の煮物が作れるのはうれしい。これはリピート決定だ。
■執筆者プロフィール
池田かおるこ:グルメ、レビュー記事をメインに執筆しているライター。
日々の晩酌をいかに美味しく楽しむかは、もはやライフワークに。簡単でコスパ良し、激ウマなお酒に合うレシピを探して実践中。「特別な材料や凝った調理法はなし。でも美味しい」と思えるレシピを中心に紹介します。
・合わせて読みたい→ロバート馬場が作る「大根ステーキ」が超簡単 下茹でいらずで皮までおいしい
(取材・文/Sirabee 編集部・池田かおるこ)