「最後の一杯」求めラーメン店に70人ものファン 順番の待ち時間は60分以上にも…

東京・秋葉原のシンボルだった「万世本店ビル」が3月いっぱいをもって歴史を終える。3連休、ビルには多くのファンが集まり…。

■忘れられぬ「排骨麺」の味

万世橋酒場

3連休初日である23日、記者が万世本店ビルに足を運ぶと、外には長蛇の列。皆のお目当ては1階にある居酒屋「万世橋酒場(万世麺店本店)」だ。

同店は万世が運営する料理店で、人気メニューは「排骨(パーコ)麺」(※カナ表記は万世公式HPより)。中華そばの上にパリッとサクサクに揚げられた豚肉が乗るボリューミーな一品だ。みなこの排骨麺を味わおうと来ているのである。

この排骨麺、以前は池袋や新宿、霞が関など都内各地に店舗展開していた万世麺店で味わうことができたが、2023年6月に有楽町店が閉店して以降は秋葉原でしか食べられない料理となっていた。

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■70人もの行列

万世橋酒場

冷たい雨が降った23日金曜日の15時。店の前を先頭に約70人が並んでおり、その行列は店舗前を通り越しビル1Fのエレベーターホールまで伸びていた。並んでいた40代の男性に話を聞くと「若い頃、有楽町の店でよく食べた思い出の味。最後に味わおうと思ってね」と懐かしがる。

券売機前には「食券購入後も1時間~待ちになります」との注意書き。SNSには翌24日にも100人近くの行列が出来たという報告もあった。あまりの行列に記者もこの日は断念せざるを得なかったが、記者同様、思い出の味をしっかり舌に記憶したいと考えるファンも多いようだ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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