NHK大河ドラマ『光る君へ』は『どうする家康』より面白い? 女性は過半数が評価
平安時代を舞台とした久々の大河ドラマである『光る君へ』。美しい衣装などが魅力だが…。
■紫式部が主人公
吉高演じる主人公のまひろは、一般に「紫式部」と呼ばれる女性。日本が世界に誇る長編小説『源氏物語』の作者として知られている。
本名が知られていない女性たちを中心に描かれるストーリーは興味深く、百人一首や平安時代が好きな人には深く刺さる可能性がある一方で、戦国時代を描く場合は見せどころとなる合戦シーンがないことに失望する人もいるかもしれない。
放送開始から1ヶ月以上たった今、お茶の間は今年の大河をどのように評価しているのだろうか。
■「昨年より面白い」は4割
Sirabee編集部が、2月16〜18日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「『光る君へ』の評価」について聞いたところ、「昨年の『どうする家康』よりかなり面白い」と答えた人は6.1%。
最も多かった答えは「やや面白い」で38.1%だった。ただ、「昨年よりやや面白くない」も38.0%でほぼ並んでおり、「かなり面白くない」も17.8%存在する。
全体的には、「昨年より面白くない」との意見が55.8%と優勢な状況だ。
■女性の評価が目立つ
人気の戦国時代や幕末ではない、合戦や戦闘シーンがない、といった理由もあってか、今回の調査結果は男女差が大きい。
「昨年よりかなり面白い」「やや面白い」とも女性が男性を大きく上回り、女性では53.7%と過半数が「昨年より面白い」と回答。紫式部を主人公に選んだ狙い通りの結果と言えそうだ。
ちなみに、初回放送が終わった1月9〜11日に「今季への期待度」について昨年との比較で調査したところ、男性はやや期待度・満足度が減少。女性はそれほど大きな変化が起きていない。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)